泰興物産株式会社

安全・安心、防災

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東京高専との共同開発による無給電、非接触の「電気量測定IoTデバイス」

泰興物産はプラスチック製品の企画開発から試作、設計、製造までを行う会社です。近年、国産のプラスチック成形品は中国の低価格製品に押されて苦戦していますが、その中で当社は金型製作をも取り込んだ一貫した生産体制を実現し、高品質で生産性に秀でたバランスの良い製品開発を行い、独自性を高めてきました。そして、より差別化を図るため、中身も含めた完成品の生産にチャレンジしています。その第1号が東京工業高等専門学校との産学連携で開発した「電力量測定IoTデバイス」です。無給電、非接触でポイントごとに電力を計測するシンプルで使いやすいデバイスです。

■安全でメンテナンスフリーな電気量測定センサ

「電気量測定IoTデバイス」は東京工業高等専門学校の水戸研究室で開発されたシステムです。通常、個々の機器の電力量を調べるには、電源ラインにセンサを挟み込むことが必要です。しかしそれでは発火や断線、機器への影響など、リスクが高くなってしまいます。当社のデバイスは、クランプ型のカレントトランス、電力センサ、無線モジュールからなる子機と、その情報を受信してデータ処理を行う親機からなるシンプルなものです。設置方法は、任意の電線をカレントトランスで囲むだけ。機器には一切干渉せず、故障しても機器への影響はありません。また、親機への送信電力は、カレントトランスの磁束から出る微小電力を利用しますので、無給電で動作が可能です。その他、子機の増設や設置場所の変更も容易にできますし、親機にwifiルータを付け、クラウドにアップして、遠隔地からの監視も可能です。

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「電気量測定IoTデバイス」は、老朽化や故障など機器の稼動状態のチェックをはじめ、省エネ計画やコスト削減計画の立案など、工場などでの活用を想定しています。また、住居にある、照明、電子レンジ、テレビなどの動作状況を把握することで、独居老人の見守りに活用できます。当社は同デバイス以外にも、振動センサや温度センサ、二酸化炭素センサなどを東京高専と共同開発しています。二酸化炭素センサは、教室での使用を想定し、余計な機能を持たせず低コストでの販売を想定したもので、一定のCO2濃度になると赤く発光します。このように当社は、小回りの効く町工場の良さと東京高専との産学連携を軸に、オリジナル商品を開発してまいります。ぜひ、ご相談ください。

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VOICE

高専発の商品開発を推進したい取締役 丸田 智子/東京工業高等専門学校 電子工学科 水戸 慎一郎

「電気量測定IoTデバイス」は私一人ではなく、学生らとともに開発した製品です。10年前にはとてもこんなことは無理でしたが、最近のIoTブームによる開発環境などの整備、センスのある学生の増加を背景に、高専でも十分開発が可能となりました。ぜひ、困っている案件があればご相談ください。また、われわれだけではスタートアップができても生産は無理なので、泰興物産さんのような企業と広くネットワークが組めたらと思っています。

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EXHIBITOR INFORMATION

泰興物産株式会社

泰興物産株式会社

〒190-0022 東京都立川市錦町6-18-1
TEL: 042-522-7168
FAX: 042-528-1726

http://www.tycoh.co.jp 公式サイト

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  • 2015年12月5日発行 静岡新聞
  • 2015年12月5日発行 中日新聞
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担当者名/丸田智子