環境
鉄よりも硬く、リサイクルするにはまず色別に分ける手間がかかる--そんな数々の難問を前に、ガラスのリサイクルはなかなか進んでいないのが現状です。スーパーソルはそうした問題をすべてクリアして生まれた新素材。かつてない優れた性能を備え、今、土木や農業などで土壌の代わりとして、あるいは水質浄化材として多方面で活用されています。
「スーパーソル」は廃ガラス・びんを原料とした多孔質軽量資材(軽石)です。天然資源から作られたガラスは有害物質の溶出がなく、スーパーソルとして生まれ変った後も土中へと還ります。熱や薬品に強く、透水性・保水性をあわせ持ち、次のように幅広い分野で利用され、高評価を得ています。
①建築・土木…軽量を生かして軽量盛土材などに
スーパーソルは土の1/5∼1/7の軽さで、しかも透水性に優れているため、その特長を活かした現場荷重制限や土圧低減の必要な土木工事で軽量盛土材として使われています。たとえば、軟弱地盤の路床・路体部分の沈下対策に、地下に埋設管などの構造物がある場合(図)の土圧低減に、土の代わりに投入します。施工性もよく簡単な敷均し転圧で作業出来る為地下埋設管等の土圧軽減資材として活用されています。
②緑化…土壌改良、屋上緑化資材などに
通気性、排水性を高める性質から土壌改良材として、また軽量性も生かして荷重制限のあるビル屋上やベランダの緑化工事に最適です。
③農業・園芸…作物を健やかに、作業を楽に
軽量化により高設栽培に利用できて作業負担が軽減される、土壌が改良されて生産性の向上にもつながります。
④質浄化…雨水活用、養殖業など幅広く
雨水貯留槽の充填資材に使用すると雨水の腐敗が防げ、散水や災害時の水源確保に役立ちます。伊勢海老の蓄養施設では水質浄化力が高く、良質な環境の維持に効果があると見られています。その他、排水を河川に戻せるレベルまで浄化するなど、多様な用途があります。
「リサイクルは地産地消がベストである」という理念から、スーパーソルの製造技術や製造設備を含む「廃ガラス再資源化プラント」の提供も行っています。せっかく限られた地球の資源を大切にしようとリサイクルしても、配送や材料調達時の運送費等がかかると価格が上がります。今後もできるかぎり低価格でお届けし、社会に貢献したいと願っています。
もともと当社は沖縄で飲食店を経営しており、毎日大量に出る空きびんが豊かな自然にそのまま埋め立てられている現状を知り再資源化事業を思い立ったのが開発のきっかけです。ところが、ガラスはガラスのまま粒状に砕いても用途が限られ、再生が進んでいない現実にぶつかりました。それを打ち破ったのは「粒がダメなら粉にし、小麦粉からパンを作るようにしては?」というひらめきです。今では多様な分野で活躍し、ご好評いただいているスーパーソル。ぜひご活用ください。
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TEL: 098-857-7386
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連携先として
廃ガラス再資源化プラントシステム導入実績:北海道/青森/秋田/茨城/岐阜/滋賀/兵庫/岡山/広島/福岡/沖縄
特許351008(ガラス質発泡体の製造方法)
エコマーク
Email/tamanaha@trims.co.jp
担当部署/リサイクル事業本部
担当者名/玉那覇 毅(たまなは つよし)