【Vol.3】2017/12/15
新たなビジネスチャンスをつかむ！安心と信頼のマッチングサイト
「ビジネスチャンス・ナビ2020」活用術

• 写真左：株式会社ライオン事務器 営業本部 LED・省エネ販売部 担当部長 松本 久男 様
• 写真右：株式会社プライムコム 代表取締役 網野 麻理 様
• 写真中央：ビジネスチャンス・ナビ2020 発注コーディネータ 牟田 実

登録企業数2万超、官公庁からの入札情報も多数。
かつてない商談の場が今、ネット上に生まれている。

牟田　お忙しいところお集まりいただき、ありがとうございます。本日は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等を契機に、ビジネスチャンスを拡大していこうという目的で生まれたマッチングサイト「ビジネスチャンス・ナビ2020（以下チャンスナビ）」について、実際にもう活用され始めているお二人から率直なご意見をいただければと思っております。私自身は、チャンスナビ参加企業の商談をサポートする「発注コーディネータ」として、お二人の商談に関わることも多いのですが、忌憚なくお聞かせください。

松本　当社は創業1792年、文具メーカーの老舗ですが、常に時代の声に真摯に耳を傾け、皆様のお役に立つ新しい製品を提供していこうということで、現在は文具や事務機器に限らず、幅広い製品を開発、販売しています。

牟田　高齢者等の見守り用ロボットなども販売され、好評ですね。

松本　はい。チャンスナビとの出会いも、福祉関係の展示会で当社の介護用椅子に牟田さんが目を止めて、登録をすすめてくださったのがきっかけでしたね。その椅子は前脚にのみキャスター（車輪）が付いているので、食事の時など「あと10�pだけ前に出してあげたい」といった場合に介護者が後ろから軽く持ち上げて移動できる。高い利便性と安定性を同時に実現した新商品です。介護施設からも利用者からも好感触なのですが、どうしたらもっと販路を広げられるのか。模索していた時にたまたま展示会で出会った牟田さんからチャンスナビについてご説明いただき、すぐに登録を決めました。

牟田　登録してみていかがでしたか？

松本　まず驚いたのは、サイト上に集まってくる情報量の多さです。多数の企業が登録し、日々、受発注が行われ、商談が成立している（登録企業数 23,129社 2017年10月15日現在）。しかも東京2020組織委員会をはじめ、電子入札もできる。閲覧できる官公庁の入札案件も非常に多いですね。「今以上にネットを活用して、ビジネスを拡大させていきたい」と考えていた当社には、願ってもないサイトでした。

牟田　私は仕事柄、展示会に足を運ぶことが多いのですが、光る商品を発見するのが喜びなんです。ライオンさんのような大手企業はもちろん、スタートしたばかりの企業、中小企業も魅力的な新製品をたくさん持っている。チャンスナビに登録して、どんどん販路を拡大し、新しいビジネスパートナーを見つけていただきたいですね。

全国から集まる情報をどう生かすのがベストなのか？

牟田　網野さんが登録を決められた理由はどういったものでしたか？会社のご紹介を含めて教えてください。

松本　当社は2013年にスタートした人材育成やコンサルティングを主軸とする企業です。大手カード会社で14年間、16万人以上の顧客対応等に携わった経験をもとに起業し、特に富裕層や海外からの顧客とどう信頼関係を築き、ご満足いただけるサービスを提供するか、研修等を通してお伝えしています。
登録の動機はやはり東京2020組織委員会の電子入札への参加ですね。自分たちも参加して一緒に盛り上げていきたい、でもどうしたら人脈も実績もこれからという私たちのような小さな企業が参入できるのか。頭を悩ませていたときにチャンスナビを紹介していただいたんです。

牟田　チャンスナビは業種や規模を問わず登録でき、登録料も利用料もかかりません。登録すると、各分野のスペシャリストである発注コーディネータから適宜、商談のサポートも受けられます。登録者への融資保証優遇制度も始まりました。今後もより多くの企業が飛躍のチャンスをつかめるようサービスを拡充していく予定です。

いよいよ東京2020 組織委員会がチャンスナビで電子入札をスタート。
ますます活性化していくサイトで商機を手にするには？

牟田　チャンスナビは、東京2020組織委員会の電子入札に参加できる唯一のサイトでもあります。今後さらに電子入札に参加する都の外郭団体が増えていく中、どのようにチャンスナビを活用されていこうと思われていますか？

松本　チャンスナビは発注・受注・情報収集と、ビジネスのあらゆる面で活用できるサイトだととらえています。当社もすでに2020年に向けて大きく動き出していますが、チャンスナビのサイトをチェックすると、今どこにどのようなニーズがあるのか、新鮮な情報がいち早く手に入れられるのが嬉しいですね。新規仕入先の開拓や新しい商品・サービス開発のヒントにもつなげられますから、企業のキャパシティを広げる上で今後も大いに役立つものと期待しています。

網野　マッチングサイトを活用すると、自社だけでは開発できなかった商品・サービスも生み出せますし、ライオンさんのような大企業とつながることもできる。企業規模や社歴に関係なく平等にチャンスを手にできるんです。これはマッチングサイトならではの利点ですね。実はマッチングのサイトは世の中に結構あるんですよね。チャンスナビの場合、公的機関である東京都中小企業振興公社が運営しているから安心して利用できます。経験豊かな発注コーディネータに相談でき、商談が成立するようにフォローしていただけるのもチャンスナビならではです。牟田さんも毎回、その場だけではない、将来につながる成長を考えた助言や支援をしてくださって感謝しています。

牟田　これからも多くの企業がいっそう大きなステージで輝けるよう、尽力していきたいと思います。松本さん、網野さん、本日は誠にありがとうございました。