【Vol.5】2018/07/04
活用企業に聞く
-ビジネスチャンス・ナビ2020をどう使いこなすか-

  • 写真左:発注者 東信電気株式会社 事業本部部長 渡邉久孝 様
  • 写真右:受注者 株式会社ミカド 代表取締役 青柳恵介 様

電子機器類の受託設計開発サービス等を行う東信電気株式会社が、販促資材に用いるオリジナルのクリアファイルを制作することになり、「ビジネスチャンス・ナビ2020」に案件を掲載、株式会社ミカドが受注しました。ネット上のマッチングを通じて新たな取引先と出会えたばかりでなく、業務の時短や生産性の向上にもつながったとのことです。今回は、その経緯と活用した感想について、対談形式でお聞きしました。

「発注」のみだけでなく、双方向の流れが発生

東信電気株式会社渡邉久孝氏(以下、渡邉) はじめまして。お会いするのは初めてですね。

株式会社ミカド青柳恵介氏(以下、青柳) はい、よろしくお願いします。御社では、「ビジネスチャンス・ナビ2020」を以前から活用されていたのですか?

渡邉 発注コーディネータとの付き合いは以前からありました。ただ受注することに重点をおいていましたから、それ以外の活用については、そんなに熱心でもなかったんです。きっかけは、発注コーディネータもすすめるし、まあ使ってみようか…ぐらいの軽い気持ちからでした。

青柳 弊社は金融機関からの案内がきっかけでした。登録も簡単だったし、そこはスムーズでしたが、官公庁、自治体から発注はあるが、民間企業での取引については、そんなに期待していなかったというのが本音です。でも、思いがけず良い出会いがあり、新規クライアントが開拓できました。

渡邉 確かに、登録時の期待以上の効果は実感しています。通常、展示会向けにカタログなど販促資材を作るときは、部署単位で発注します。例えば総務部と、私のいる営業部では違う業者に頼みますから、同じ会社なのに統一感がなかったんです。今回「ビジネスチャンス・ナビ2020」を通じて発注することで、他部署と共有し管理もしやすいし、履歴が残せるんだというメリットにも気がつきました。
あと、何も考えずに発注していましたが、新しいつながりができることで、弊社のお客さまになり得る企業をご紹介いただいたり、双方向の流れも生まれるんですよね。営業促進にまでつながることは予想以上、最大の効果ですね。

「自社PR」情報で相手の姿を確認し、仕事ができる

青柳 初めてのサイト利用だったので、実際に発注が決まるまでどういうキャッチボールになるのかは、手探りではありました。基本的にはメールで質問をいただきながら、必要があれば電話でやりとりをする流れです。ただ、新規クライアントではありますが、全くの飛び込み電話での受注よりも、「ビジネスチャンス・ナビ2020」サイト内の自社PRページで会社の規模感や事業内容は確認できますから不安はありませんでした。反対に弊社のことも見えている前提なので、しっかりしなければという意識はありましたね。

渡邉 今回の発注の担当社員がミカドさんに出会えたことが、非常に良かったと申しております。不具合もなく最短で納品していただけたと大変喜んでいました。言葉で言うのは難しいのですが、新規取引先開拓だけじゃなく、良い出会いがあったことで、時間をかけずにクオリティーの高いものが作れた。社員の生産性向上にもつながったと思います。今朝も出てくるときに「くれぐれもお礼を」と言われたんですよ。すぐに適確なお返事をいただけると感謝していました。

青柳 ありがとうございます。そう言っていただけて光栄です。レスポンスは、日頃からすぐに行うことを心がけていますが、対応をきちんと見ていただけてうれしいですね。

信頼できるビジネスパートナーに出会えた

今回ビジネスチャンス・ナビ2020を通じて製作されたオリジナルクリアファイル

渡邉 今後もサイトにログインし、こまめにマイページで登録した内容案件の進捗を確認していこうと思っています。次回は、もっと違うプロジェクトでも使ってみたいですね。実は、以前、民間のマッチングサイトに登録したことがありました。国外サイトということもあり、費用もかかる分、問い合わせもたくさんきたのですが、あまりにも多くてさばききれなかったことがあったんです。ただ、これからは、従来の電話や対面だけの時代でないことは歴然。ネット環境を活用したマッチングの活用は必須だと考えています。

青柳 弊社では、自社で完結できるものだけでなく、協力会社、仲間の力がないとお納めできない商売をしているものですから、安心して仕事を頼める方との出会いの場としても使っていきたいですね。先ほど納品に満足をいただけたという大変うれしいお言葉をいただきましたが、一つのきっかけの場として、「ビジネスチャンス・ナビ2020」があるのは大変いいことだと思います。

渡邉 お会いしたのが今日初めてですからね(笑)。それでも見事に仕事が進むことはすごい。ただ、やりとりを円滑に行うために、弊社でもある程度の準備はしていました。今回はクリアファイルの製作をお願いしたのですが、あらかじめ原稿やロゴの位置などは決めていたんです。

青柳 そうですね。実は当初のご希望と、実際に仕上がったものは随分と変わっているんです。これはやりとりの中で、いただいたご要望を加味し、こういう方法もあるとサンプルを郵送させていただきながら提案しました。サンプルなどは、ネット画像よりも実物を見ていただけた方が良いし、原稿はデータでいただいた方が早いので、仕事の内容にあわせて連絡ツールを選んで進めたという感じです。
最終的に、まさかここまでデザインされた原稿をいただけるとは思っていなかったので、うれしい驚きでしたね。クリアファイル用に、若干手は加えましたけれど、これなら十分大丈夫ですと、出力した校正ゲラを郵送させていただきました。

渡邉 クリアファイルを作るのが実は初めてだったので、作り方も正直分からなかったんです。いろいろ提案をしていただき本当に助かりました。

青柳 今後も「ビジネスチャンス・ナビ2020」については、ぜひ民間企業がたくさん利用していただけるといいですね。受発注、どちらの登録にせよ、新しい出会いがあって良かったという機会が生まれると思います。

企業名 東信電気株式会社
業種 ソフトウェア業 電気機械器具製造業
事業内容 電気・電子機器の受託製造サービス(EMS)、信頼性試験の受託サービス、電気・電子機器のハードウエア・ソフトウエアの受託開発サービス、カスタム仕様品(各種ケーブル、樹脂成形品・板金加工品、専用ケース・バッグ)の開発・販売、レーザーマーキング装置の製造・販売など
URL http://www.toshin-et.co.jp/
企業名 株式会社ミカド
業種 その他サービス業 印刷業 製版業 印刷関連業
事業内容 DTP、デザイン制作、データ制作、業務手配、内職作業、WEB制作ほか
URL https://mkd.jp/

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