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人材育成計画作成支援事業 支援事例(5)〜エム・ビー・エーインターナショナル株式会社〜

グループリーダーの意識のカイゼン

エム・ビー・エーインターナショナル株式会社は、iPhoneやiPad、Android用アプリケーション開発を行う社員の平均年齢26.5歳という企業です。サービス範囲は、企画立案から設計、開発、運用はもちろんのこと、AppStoreやGooglePlay(※1)への掲載やアプリ内広告やプロモーションまでお客様のご要望に柔軟に対応しています。

リーダーの意識をカイゼンする

杉橋社長

杉橋社長

当社では、2020年までの中長期計画を策定しておりますが、目標達成に向けてはいくつかの問題がありました(例えば、請負型の業務でクライアントの事業所で仕事を行うため、帰属意識が希薄になっているなど)。本来、計画や方針を全社で共有・理解し、全社員が一丸となって進めるべきですが、そのような雰囲気は高まっていませんでした。この問題を打破するため、形骸化していた組織や人事の仕組みを再構築し、グループリーダー(以下「GL」という)がメンバーの窓口となりコミュニケーションを強化することにしました。まず始めに、月1回開催しているリーダー会に人材ナビゲータ加わり、以下のような問題を指摘しました。
大切なことは、技術的スキルや知識ではなく、GLとしての役割の意識をしっかり自覚してもらうことだと社長と確認しました。

  1. 各GLの話が単なる報告に留まり、新しい発言、提案がない。
  2. GLがやるべきことのヒントや提案を社長が与えてしまうため、GLが自ら考えることをしていない(依存型になっている)。
  3. 社長の想いや会社の方針が正しく伝わっていない。

リーダー会を通じたGLの意識のカイゼン

杉橋社長

リーダー会の様子

そこで、これまでのリーダー会を人材ナビゲータがファシリテートしながら、GLの意識をカイゼンさせるための基礎工事をすることにしました。ファシリテートするにあたり以下の3点に重点を置きました。

  1. GLに社長(会社)の想い・方針をしっかり理解させること
  2. 「自ら考えること」をさせること
  3. 「行動すること」を決めること

最初は、仕事の流れを話してもらいながら、そこから見えてくる問題や課題をあげ、それをGLが解決しなければならないということを認識してもらいました。その上で「組織とはどういうものか」ということについてレクチャーを行いました。滑り出しは良さそうに見えたのですが、回を重ねるごとにGLは忙しいことを理由に、やるべきことをやってこない、参加しないなどの事態が発生し、効果が出るどころか、GLを降りる人まででる状態でした。この事態を解消するため、新たなGLには、GLになった経緯を理解してもらったうえで参加してもらうことにし、意識がだいぶ変わってきました。

社長の想いが実現可能に

リーダー会では開催ごとに3つのポイントに重点を置いています。1.発言に質問をぶつける、2.社長に想いを都度話してもらう、3.やるべきことを決めて終わる。リーダーとしてのスキル研修などもありますが、まずはその基礎となる力が備わっていなければ、研修の効果も上がりません。今は、キーマンとなる人がいることもあり、部下の育成や2020年目標(※)にも前向きにGLが自ら考えることをしています。

※2020年までオリジナルゲームの開発を行い、ヒットコンテンツを1本生み開発メンバーが雑誌やwebでニュースになる

  • 2020年までに稼働人数100名(技術者)にする
  • 組織力(リーダー制度)の向上を図る

戦略としてあげています。

また、上記目標に加え、キャリア・コンサルティングを利用し、社員個別にキャリア形成支援することを宣言しています。現在は、GLとしての意識がカイゼンされつつありますが、更なる成長に向けサポートをしていきます。 (人材ナビゲータ 吉岡 早苗)

※1 アプリケーションのダウンロードサービス。

連絡先

人材育成計画の作成支援エム・ビー・エーインターナショナル株式会社
代表者:杉橋 光博氏
所在地:東京都世田谷区三宿1-8-19 MBAビル
TEL:03-5433-9211 / FAX:03-5433-7272
URL:http://mba-international.jp/index.html
Facebook:https://www.facebook.com/mbainternational
従業員数:40名

□ 問い合わせ先 □
企業人材支援課 人材支援係
TEL:03-3251-7904 / FAX:03-3251-7909
E-mail:sangyo-jinzai@tokyo-kosha.or.jp

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