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7 運動・スポーツを週1回以上実施する場合。 8 試合観戦者、動画視聴経験者、地上波番組等の関連放送視聴者数の合計。 テーマ4 スポーツ振興・障害者スポーツに関する技術・製品の開発 1.現状・市場動向と課題現状と課題 週1回以上のスポーツ実施率は5割超。スポーツ観戦も人気(参考1) 障害者スポーツの国際大会の認知度は向上する一方、日常的にスポーツに参加する障害者は3割にとどまる 図表 21.運動・スポーツに関する 障害者の実施意向(2021年度)(出典2) スポーツ庁によれば、日常的に運動・スポーツを行う720歳以上の割合は2022年度に52.3%となった。「観戦する」形でスポーツに親しむ人も多く、スポーツ活動を除いた趣味の上位にも「テレビ鑑賞(スポーツ観戦含む)(41%)」、「スポーツ観戦(22%)」が挙がっている。 図表 20.日頃行っている趣味(出典1) 障害者スポーツにおいては、パラリンピックをはじめ、知的障害者による「スペシャルオリンピックス」、ろう者による「デフリンピック」、障害者と技術者によるチームが先端技術を活用して競技を行う「サイバスロン」等の国際大会が定期的に開催されている。 日常的に運動・スポーツを行う20歳以上の障害者数は31.0%にとどまるが、運動・スポーツを「もっと行いたい(17%)」「行いたいと思うができない(20%)」と考える障害者は全体の4割近くに上り、スポーツ参加に対する障害者の潜在的なニーズがうかがえる。 PCやゲーム機器等の電子機器を用いて行う「eスポーツ」は、国内外における大会等によって人気が拡大しており、国内のeスポーツファン8の数は2025年に1,200万人を超える見込みである。 2023年6月には、国際オリンピック委員会(IOC)や国際競技連盟、ゲーム会社等が連携して、「オリンピックeスポーツシリーズ2023」が初めて開催された。IOCや国は、将来的にオリンピック競技への採用を目指す考えを示唆しており、これらの国際大会が整備されることで、eスポーツの更なる認知度向上が期待されている。 eスポーツは、国際大会の開催により、人気のすそ野が拡大している(参考2)

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