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○ エドテック市場○ 介護支援市場(出典)各種資料を基に作成 10 テクノロジーを用いて教育を支援する仕組みやサービス。 市場動向 フェムテックやエドテック、介護ロボット等の新市場が黎明期を迎える(参考8~11) 支援対象 実施主体 経済産業省 女性 東京都 教育 経済産業省 厚生労働省 経済産業省 高齢者・障害者 厚生労働省 「ICT導入支援事業」で、介護現場におけるICTの利用を促進 東京都 ○ フェムテック市場図表28.「子育て・高齢者・障害者等の支援」に関する主な支援策 2021年度から「フェムテック等サポートサービス実証事業」を実施 (2023年度からフェムテック製品の開発に取り組む中小企業への助成を開始予定) 2018年度から「未来の教室」実証事業で、エドテック等を活用した教育サービスの開発と実証を支援 2023年度からは「探究的な学び支援補助金」を新たに実施 「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム事業」で、介護ロボットを開発する企業と介護現場とのマッチングを支援 「ロボット介護機器開発等推進事業(開発補助)」や「SBIR推進プログラム(福祉課題)」で、高齢者の自立支援や介護者の負担軽減等に資する福祉機器、障害者の自立支援機器を開発する中小企業を助成 「次世代介護機器導入促進支援事業」、「デジタル機器導入促進支援事業」等により、介護事業者の負担軽減や業務効率化を支援 2023年度から「高齢者施設における分身ロボット活用支援事業」を新たに開始 概要 が発足する等、子供を中心とした社会づくりへの機運が高まっている。 都は、「未来の東京戦略version up 2023」で「チルドレンファーストの社会」を掲げ、子育て支援を更に強化し、親世代の結婚・出産、成人までの子育て支援、仕事と子育ての両立支援等を大幅に拡充している。 エドテックの市場規模は2023年度に3,103億円(対2016年度比83.5%増)と高い伸びが見込まれている。現状では「教科学習コンテンツ」が約7割を占めるが、今後は「学習プラットフォーム、支援ツール等」の成長が期待されている。 フェムケア&フェムテック(消費財・サービス)の市場規模は2022年に701億円(対前年比9.0%増)女性の活躍推進や介護支援のため、テクノロジーの活用を推進 国や都は、子供や女性・障害者・高齢者を取り巻く課題を解決するため、フェムテック/ベビーテック/エドテック10等の新技術の開発・普及を促進している。 と見込まれている。市場は未だ黎明期にあるものの、成長率は前年度(7.7%)を上回っており、今後の加速度的な拡大が期待される。内訳では、「更年期ケア」や「不妊・妊よう性/妊娠・産後ケア」の占める割合が大きい。 高齢者や障害者の在宅生活を支える福祉用具の市場規模(2020年度)は1.5兆円(対前年度比0.9%減)で、前年度からほぼ横ばいとなっている。 一方、国が開発を促進する介護ロボットの市場規模は、2025年度に36.3億円(対2020年度比86.9%増)と予測されている。

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