(出典)各種資料を基に作成 26 レベル2/レベル2+(運転支援)、レベル3(条件付自動運転)、レベル4(高度自動運転)とする。なお、「レベル2+」とは、SAE(米国自動車技術協会)の自動化レベル分類にはなく、運転者監視システムによるハンズオフ機能や、V2X(車車間・路車間通信)と地図情報を利用して、レベル2のロバスト(堅牢)性を高めたものを指す。(詳細は(参考6)を参照) 27 乗用車および車両重量3.5t以下の商用車の新車に搭載される自動運転システムの搭載台数ベース 地域と企業の協働により、新たなモビリティサービスの社会実装を目指す 国土交通省と経済産業省によって2019年に設立された「スマートモビリティチャレンジ推進協議会」には、地方自治体や交通・物流事業者等300団体以上が参画し、新たなモビリティサービスの実証実験、事業性分析、横断的課題の整理等を行っている。 ADAS(先進運転支援システム)/自動運転システムの世界搭載台数27は、2030年に7,915万台に達し、そのうちの8割近くを部分的自動運転が可能な「レベル2」及び「レベル2+」が占める予測である。「レベル3」及び「レベル4」に相当する自動運転は2025年頃から普及し、2030年には市場全体の約1割を占める予測である。 次世代物流システム・サービス市場は、人手不足解消と業務効率化を目的としたロボティクスやAI、IoT等の先端技術を活用した機器・システムの導入市場動向 自動運転システム26の世界搭載台数は、2030年に世界で7,915万台の予測(参考6) 次世代物流市場は今後も拡大傾向 支援対象 実施主体 国土交通省 経済産業省 自動運転、先進モビリティ NEDO 東京都 MaaS 国土交通省 衛星データ利内閣府 活用 図表52.「交通・物流・サプライチェーン」に関する主な支援策 概要 個別市場 2022年見込 規模予測(出典3) 市場規模(億円) 2030年予測 475 1,441 3,027 4,233 220 436 311 568 292 513 2,790 4,641 「自動運転レベル4等先進モビリティサービス研究開発・社会実装プロジェクト(RoAD to the L4)」で、自動運転の実現・普及を支援 「革新的ロボット研究開発基盤構築事業」により、自動配送ロボットの社会実装を促進 「東京ベイeSGプロジェクト」において、ドローンの実証プロジェクトを実施 「新モビリティサービス推進事業」や「日本版MaaS推進・支援事業」により、MaaSの普及を促進 「みちびきを利用した実証事業」により、衛星を活用した流通・物流分野等の実証事業を支援 が進むことで、2022年の7,115億円から2030年に約1.2兆円まで成長すると見込まれている。 図表 53.次世代物流システム・サービス市場 ロボティクス・オートメーション ロジスティクス・ファシリティ ラストワンマイル IoT(ハードウェア・ソリューション) IoT(ソフトウェア・ソリューション) サービス
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