(出典)各種資料を基に作成 中小企業の取組への期待 「ベビーテック」の特性を踏まえた製品・サービスで、国内外の市場への展開に期待 場所 アプリ・SNS 衣類・身の回り 家庭内・屋内 入浴 食事 睡眠 室内空間 安全・見守り 屋外施設 安全・見守り 保育施設・屋外 移動 場面・カテゴリー 図表 59.子供・子育て支援向け製品・サービスの例 母子手帳アプリ 育児記録アプリ 子育てSNSアプリ 敏感肌用の肌着 保湿ローション 子供の足成長予測ツール 全身シャンプー 子供用食器 歯ブラシ、オーラルケア製品 快適な睡眠に寄与する製品・サービス 転落防止用具(ドアロック、はめ込み窓等) Webカメラ、ベビーカメラ 遊具の安全(衝突、落下、転倒などの防止) 防犯・見守り通知サービス スマートタグ、子供用スマートウォッチ 転倒検知・不審者検知カメラ ベビーセンサ 置き去り防止センサ チャイルドシート 自転車用ヘルメット 車内置き去り防止装置・システム 製品・サービスの例 国や都は子供を中心とした社会づくりを目指した施策を推進しており、これらの政策を受けて、今後は民間企業による新たな技術・製品・サービスの開発も活発化すると考えられる。 「ベビーテック」に代表される新たな子供・子育て支援の技術・製品・サービスは、家庭内で利用される母子健康手帳アプリやベビーカメラから、保育施設における安全・見守り、移動支援等多岐にわたるが、その多くが中小企業によって開発されている。 また、ベビーテックは乳幼児が使用する製品・サービスであり、日本製の安全性・信頼性は海外でも評価が高いため、国内より出生率が高い海外市場への展開を視野に入れることも考えられる。 一方、ベビーテックは必要な期間が限定的であることから、先行地域における実証事業では、レンタルやサブスクリプションのニーズが高いこと、子供の成長に伴って機能を追加できる仕組みが求められていること等が明らかになっており、参入にあたってはこのようなベビーテックの特性を踏まえて製品・サービスを設計することが重要である。
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