中小企業技術活性化支援事業令和4年度 新製品・新技術開発助成事業

助成限度額:1,500万円 助成率:1/2

株式会社ASTINA

令和元年度採択

「半自動衣類採寸・副資材検査装置の開発」

開発内容

開発の経緯

当社は、ロボット/IoT分野の設計・開発を行っており、2018年には全自動衣類折畳みタンス「インダン」の開発に成功し、大手メーカーだけでなく、アパレル企業からも注目を集めた。アパレル企業へのヒアリングの中で、アパレル産業が市場成長に反し、各サプライチェーンで深刻な人手不足が起こっていることを知った。特に日本国内における検査工程で自動化が進んでいないため、その工程を自動化し、「スマートファクトリー化」を推進できれば、アパレル産業の労働力不足解消に貢献できると考え、検寸・検品業務を担える産業機器の開発に至った。

開発の特徴

本装置の機能として、作業者が衣類を装置にセットするだけで、副資材である品質表示タグの検査と、各所採寸が可能となる。また、従来の衣類を広げた採寸では大きなスペースが必要になるが、本装置は省スペースでの採寸が可能となる。また、AIを使った採寸箇所の検出に加え、OCRを用いた脇ネームの文字認識を可能にする。

検品作業の省スペースを達成し、かつ採寸+副資材検品を同一工程化したことが本開発の特長の一つである。
検品作業の省スペースを達成し、かつ採寸+副資材検品を同一工程化したことが本開発の特長の一つである。
今回開発したAIは、工場での多量データを再学習させることにより、より高精度化・多品種対応化が可能となる。
今回開発したAIは、工場での多量データを再学習させることにより、より高精度化・多品種対応化が可能となる。
今回開発したAIは、工場での多量データを再学習させることにより、より高精度化・多品種対応化が可能となる。

今後の展開

複数のアパレル検品工場に本装置のデモを紹介し、フィードバックを収集している。現場の要望・意見を元に、現場導入のためのカスタマイズ要件を整理しており、更なる発展的な内容に改良する予定である。精度と導入の容易性を高めることで、多くの検品工場での利用拡大が期待できる。なお本装置で達成しているOCR機能や省スペースで実現した検寸機能が他検査分野などで活用できないか、別途事業化の可能性を検討している。

お客様の声

活用メリット

本助成事業に採択され、本装置を実装できたことで、アパレル検品工場からの問合せが増えた。また本装置デモを見せることで、検品工場の現場の生の声・ニーズを収集することができている。社内への影響としては、現場の技術開発力が大きく向上した。外部への影響としては、本装置の成果の公表が、当社が「特に非定形物体のハンドリングに強い」ロボティクス企業である、と印象づけることに大きく貢献している。

表彰・実績等

  • 令和元年度 新製品・新技術開発助成事業 採択
  • 平成30年度 J-TECH STARTUP認定 (一般社団法人 TXアントレプレナーパートナーズ)
  • 平成30年度 ものづくり・商業・サービス経営力向上支援事業 (東京都中小企業団体中央会) 採択

株式会社ASTINA

代表取締役:儀間 匠
住所:東京都墨田区緑3-17-8 高島ビル
設立:2016年
資本金:6,400万円
従業員数:42名
事業内容:IoT製品のコンサルティング、デザイン、設計開発、試作、量産、 システム運用 AI/ロボット装置開発導入支援
URL:https://www.astina.co/