令和5年度 人財マネジメントハンドブック
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21(3)採用方法・手段のミスマッチ人の採用は通常、ハローワークや求人広告媒体に募集広告を出しますが、それに応募してくる人を待つだけでは期待する効果は得られません。あらゆる方法を駆使し、より多くのアプローチを試みることで効果的な人材確保につなげていく必要があります。(3)採用方法・手段のミスマッチ人の採用は通常、ハローワークや求人広告媒体に募集広告を出しますが、それに応募してくる人を待つだけでは期待する効果は得られません。あらゆる方法を駆使し、より多くのアプローチを試みることで効果的な人材確保につなげていく必要があります。(4)情報のミスマッチ(4)情報のミスマッチ①情報発信①情報発信応募者は、決して大企業志望とは限りません。中小企業を志望する理由の上位は、「やりたい仕応募者は、決して大企業志望とは限りません。中小企業を志望する理由の上位は、「やりたい仕事に就ける」、「会社の雰囲気がよい」、「企業として独自の強みがある」となっています。一方で、事に就ける」、「会社の雰囲気がよい」、「企業として独自の強みがある」となっています。一方で、事に就ける」、「雰囲気がよい」、「企業として独自の強みがある」となっています。一方で、「説「説明会等がなく情報が得られない」、「見つけにくい(後から知った)」、「大手と比べて従業員の「説明会等がなく情報が得られない」、「見つけにくい(後から知った)」、「大手と比べて従業員の明会等がなく情報が得られない」、「見つけにくい(後から知った)」、「大手と比べて従業員の声を聞ける機会が少ない」と、もし情報が得られていたら応募したいという声もあります。声を聞ける機会が少ない」と、もし情報が得られていたら応募したいという声もあります。自社の情報をどれだけ拡散するか、どれだけ知ってもらえるかがカギとなります。自社の情報をどれだけ拡散するか、どれだけ知ってもらえるかがカギとなります。また、情報発信手段にSNSを活用(ソーシャルリクルーティング:SNSを活用した採用手法)また、情報発信手段にSNSを活用(ソーシャルリクルーティング:SNSを活用した採用手法)している企業も増えています。例えば、LINEでグループを作り、従業員が毎日会社の生の情報している企業も増えています。例えば、LINEでグループを作り、従業員が毎日会社の生の情報を上げ、そこにコミュニティーを作ります。そして、その中でも反応のあった人に会社を訪問しを上げ、そこにコミュニティーを作ります。そして、その中でも反応のあった人に会社を訪問しを上げ、そこにコミュニティーを作ります。そして、その中でも反応のあった人に訪問してもてもらい、実際の職場を見てもらうというものです。グループに入っている時点で、興味を持ってもらい、実際の職場を見てもらうというものです。グループに入っている時点で、興味を持っらい、実際の職場を見てもらうというものです。グループに入っている時点で、興味を持っているので、確保しやすいということです。ているので、確保しやすいということです。やはり、大きなメリットは、双方向でコミュニケーションをとることができる点です。やはり、大きなメリットは、双方向でコミュニケーションをとることができる点です。また、そのSNSと自社ホームページを連携させ、応募者を効果的に誘導することもできます。また、そのSNSと自社ホームページを連携させ、応募者を効果的に誘導することもできます。そのためには、少なくとも、自社ホームぺージが充実している必要があります。しかし、多くのそのためには、少なくとも、自社ホームぺージが充実している必要があります。しかし、多くの採用ページは、募集事項のみで他に情報がありません。誘導しても情報が少なければ、せっかく採用ページは、募集事項のみで他に情報がありません。誘導しても情報が少なければ、せっかくの応募者を逃してしまいます。の応募者を逃してしまいます。改めて、自社の採用ページを見直してみましょう。改めて、自社の採用ページを見直してみましょう。①直接会う採用のミスマッチを防ぐためには、応募者と直接会うことが重要です。また、直接会えない場合はリモートを活用することもできます。これは、面接をするということではありません。リモートも活用しながら説明会やイベントを企画するのです。そして、そこに集まった人には、会社を知ってもらうことよりも、興味を持ってもらうことを第一に、参加者が知りたいことを伝えることを目的に実施します。若年者を対象にした場合は、特に年齢の近い従業員に直接話をしてもらうことも効果が高いようです。②リファラル採用簡単にいえば「紹介制度」です。従業員や、関係取引先などから紹介を受けるというものです。リファラル採用は、スキルや経験のマッチ度がより高い層に対してアプローチするので、母集団形成の効率が高くなります。また、採用単価が低く抑えられるということもメリットのひとつです。求人などの事務の手間を考慮すると、かなり低減されます。ただし、紹介を受ける限りは、企業を紹介したいと思わせる魅力ある職場でなければなりません。待遇やブランドでは大手にかなわなくても、中小企業ならではの魅力を伝えることができれば紹介を受けやすくなるでしょう。* 会社で紹介した従業員に報酬を払う場合は、法律上の制限がありますのでご注意ください。①直接会う採用のミスマッチを防ぐためには、応募者と直接会うことが重要です。また、直接会えない場合はリモートを活用することもできます。これは、面接をするということではありません。リモートも活用しながら説明会やイベントを企画するのです。そして、そこに集まった人には、会社を知ってもらうことよりも、興味を持ってもらうことを第一に、参加者が知りたいことを伝えることを目的に実施します。若年者を対象にした場合は、特に年齢の近い従業員に直接話をしてもらうことも効果が高いようです。②リファラル採用簡単にいえば「紹介制度」です。従業員や、関係取引先などから紹介を受けるというものです。リファラル採用は、スキルや経験のマッチ度がより高い層に対してアプローチするので、母集団形成の効率が高くなります。また、採用単価が低く抑えられるということもメリットのひとつです。求人などの事務の手間を考慮すると、かなり低減されます。ただし、紹介を受ける限りは、企業を紹介したいと思わせる魅力ある職場でなければなりません。待遇やブランドでは大手にかなわなくても、中小企業ならではの魅力を伝えることができれば紹介を受けやすくなるでしょう。* 会社で紹介した従業員に報酬を払う場合は、法律上の制限がありますのでご注意ください。企業企業

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