45外的欲求内的欲求自己実現の欲求承認の欲求社会的欲求安全の欲求生理的欲求仕事に対する意味成長・上昇創造性の発揮承 認自己実現47図表3-4図表3-10 モチベーション向上につながる非金銭的な要素図表3-11 マズロー「欲求5段階説」図表3-5・社会貢献や社会変革の実感・仕事が顧客へ及ぼす影響力・重要性・自己成長における意義や価値の認識・仕事の挑戦レベルの段階的な発展・権限委譲による成長加速の仕組み・仕事に対する裁量範囲・研究開発に集中できる環境・知的に触発し合えるレベルの高い仲間・自発的挑戦による失敗を許容する風土・上司からの信頼・同僚からの実力・個性の認知、信頼感・顧客や取引先からの感謝・賞賛・本人の希望を尊重した仕事の割り振り・仕事の裁量範囲・自由度の大きさ・ 結婚、出産、介護等に対応した柔軟な勤務制度(1)やる気(モチベーション)とは「欲求(motive)」が「意欲」になって持続的に遂行できるエネルギーのことをいいます。組織が働く人たちのやる気を上げることが組織マネジメントでは非常に重要です。(2)期待理論に基づいたモチベーション向上策(ブルーム)人は、期待されている程度(期待値)を計算し、期待値に見合った量・質の行動を合理的に選択し、主観的効用を最大にするよう動機づけられます。すなわち、期待されるものを明確化すると動機付けができます。①期待連鎖①期待連鎖期待と報酬が「連鎖的」に関連付けられていなければ、モチベーションアップには繋がりません。目標達成を勝ち取る戦略で魅力ある報酬を獲得することを期待することが「期待理論」です。どの様な報酬(目標)を設定すべきか。目標のレベルはどこに置くか等の判断指標として活用が期待されます。②「カネ」以外の報酬②「カネ」以外の報酬「報酬」は「カネ」だけではありません。非金銭的な報酬を提供できるか否かが組織活性化には重要です。(3)欲求5段階説を活用したモチベーション向上策(マズロー)ヒトは低次の欲求(生理的欲求)から上位の欲求(自己実現の欲求)を求めて成長するという理論です。すなわち、ヒトは経済的利益に基づく行動だけではなく、自己実現を達成することにより、自立的、効果的に業務を遂行することができるとする考え方です。従業員の「自己実現したい」欲求期待報酬動機動機付けづけ高次モチベーション管理 ~組織3要素を明確にして企業成長につなげる~
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