令和5年度 人財マネジメントハンドブック
52/114

ダイバーシティ・リーダーシップ(経営トップ)ロードマップ、ポリシーKPI 経営トップのコミットメント&推進体制ガバナンス50* 「ダイバーシティ2.0行動ガイドライン」経済産業省より①ライン組織(部門別組織、直系組織)②ファンクショナル組織(職能別組織)③ラインアンドスタッフ組織④事業部制組織①マトリクス組織②プロダクトマネジヤー制③プロジェクトチーム(タスクフォース)④ネットワーク組織⑤社内ベンチャー制度⑥カンパニー制度⑦フラット型組織(組織のフラット化)主な他のコミュニケーション(現場、外部)図表3-9図表3-18 経営上の取組のステップ組織形態組織形態図表3-17 組織形態図表3-8(4)組織のフラット化(今後の発展的組織形態)①ダイバーシティ組織多様な価値観をベースにした組織マネジメントを通じ、多様な人材を活用して、顧客のニーズに見合った経営を実現するための組織運営のことです。多様な価値観により、創造性の高いアイデアが生まれ、課題解決力も増すことにより、顧客ニーズを満足させる経営につなげます。・経営戦略の一環として、「自社の競争力強化」という目的意識を持って戦略的に実施・多様な価値観を受容でき、方向性を見出すことができるリーダーの育成・理解が進んだ部署から組織化を開始し、ロールモデルを作る② 職能別組織製造、営業、総務などの機能を単位化した組織製造、営業、総務などの機能を単位化した組織です。企業規模が大きくなると、一部署の業務です。企業規模が大きくなると、一部署の業務内容が膨らむため、分化した職能(機能)に分内容が膨らむため、分化した職能(機能)に分けたほうが、より効率の高い組織形態です。けたほうが、より効率の高い組織形態となります。③マトリクス組織機能(職能)、事業、地域エリアなどの業務遂行要素の組み合わせによる組織形態のことです。複数の商品や複数の海外地域での事業展開を実施するときには有効で、1人の従業員が複数の部門に所属し、事業を進める組織形態なので、中小企業の成長過程でも有効に使うことができます。④ネットワーク組織・クラウドソーシングインターネットやグループウェアの浸透により、既存組織を超えて情報を伝達することによって、不特定多数により組織を作ることをいいます。例えば、クラウドソーシングはWebサイトで事業内容を示し、募集して人選を行い、チームを組織します。このようなネットワーク組織では、課題解決に、部課の組織にとらわれずに協力する体制が可能になり、組織の壁を越えて、特定の問題に取り組むことができます。②ティール組織単位組織にまとまった仕事を自律的に任せた職場のことです。社長や管理職からの指示命令系統はなく、構成員全体が信頼に基づき、独自のルールや仕組みを工夫しながら目的実現のために組織運営を行っていきます。・組織員での共有や検討を繰り返すことを通じて主体性・自律性が発揮される・日常活動を通じてブランド力・組織力を強化することができる・コミュニケーションが良好になる

元のページ  ../index.html#52

このブックを見る