令和5年度 人財マネジメントハンドブック
67/114

企業の規模65第1段階第2段階創造性による指示・命令に成長よる成長リーダーシップの危機第3段階権限委譲による成長マネジメント・コントロールの危機自主性の危機第4段階第5段階調整による協働による成長成長形式主義の危機第6段階アライアンスによる成長成長の危機時間*参考文献 「マネジャーのための経営モデルハンドブック 知っておくべき「60」の経営モデル」より編集図表4ー2 グレイナーモデル(2)企業の発展段階企業の抱えている問題(課題)は様々ですが、対応の優先順位を考えると、まず全体から考察する手がかりが必要です。以下に示す「グレイナーの企業成長モデル」は各ステージの課題、問題を俯瞰的に事前に把握するツールとして、“優先すべきものが何か”の手がかりとするものです。さらに成長の段階に合わせ、マネジメント・スタイルや企業組織の構造・メカニズムを変える等、経営環境の変化に対応できる施策の指針となるものです。a. 自社がどの段階・ステージにあるのか、表裏の関係にある「組織の発展段階」と「停b. 留意点としては、自社の状況とこのモデルがすべて合致するわけではなく、将来への予測とその対応策については、業界の事業環境に合わせ自社での個別の分析と施策づくりが必要です。滞のリスク・原因」をつかむことが求められます。

元のページ  ../index.html#67

このブックを見る