令和5年度 人財マネジメントハンドブック
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71全社目標…現状の改革、変化への対応…不確実性の減少実 行業 績仕事や課題の目的を意識し、目標・達成基準を数値化・具現化しているか。行動計画等については、今までの方法とは異なる創意工夫(新規性、革新性)を意識した内容となっているか。経験のないもの、難易度の高い課題について、手順・方法立案に関係者の知恵を集約しているか。懸念事項や障害を事前に感知・予測し、事前に手を打っているか。報告・連絡・相談について、自分自身から働きかけているか。関連組織、関係者の協力を引き出し、組織力を活かした活動となっているか。関係者と定期的に進捗確認を行っているか。良否の原因を掘り下げ構造化(ロジックツリー等)し、対策のブラッシュアップを図っているか。思わしくない結果について、衆知を集めた分析を行い、次につながる対応となっているか。PlanDoグッドプラクティスはもとより失敗事例も原因を特定し、情報発信しているか。要 素要 素人を先導する。人を先導する。人に命令、確認ができる。人に命令、確認ができる。人を動機付け、やる気を起こさせる。人を動機付け、やる気を起こさせる。メンバーから信頼を獲得する。メンバーから信頼を獲得する。行 動 計 画適任者に権限委譲ができる。適任者に権限委譲ができる。手順・方法に基づくアクションプランの作成ができる。手順・方法に基づくアクションプランの作成ができる。人・組織をマネジメントできる。人・組織をマネジメントできる。決断ができる。決断ができる。関係する周辺を巻き込む力がある。関係する周辺を巻き込む力がある。目的 ⇒ 課題達成(目標・基準の達成)方向性を合わせることができる。方向性を合わせることができる。手段 ⇒ PDCAのサイクルを回す役割モデル役割モデル人を先導する。 (奉仕型) (奉仕型)人に命令、確認ができる。人を動機付け、やる気を起こさせる。 (協働型) (協働型)メンバーから信頼を獲得する。適任者に権限委譲ができる。 (統率型) (統率型)手順・方法に基づくアクションプランの作成ができる。 (ビジョン型) (ビジョン型)Do人・組織をマネジメントできる。■ リーダーシップ■ リーダーシップ決断ができる。 (統率型) (統率型)関係する周辺を巻き込む力がある。方向性を合わせることができる。 (主体型) (主体型)■ サーバントシップ■ サーバントシップ■ メンバーシップ■ メンバーシップ■ リーダーシップ■ リーダーシップ■ ステーツマンシップ■ ステーツマンシップ■ キャプテンシップ■ キャプテンシップ■ ステーツマンシップ■ ステーツマンシップ (ビジョン型) (ビジョン型)■ サーバントシップ■ サーバントシップ■ キャプテンシップ■ キャプテンシップ (主体型) (主体型)■ サーバントシップ■ サーバントシップ (奉仕型) (奉仕型)■ リーダーシップ■ リーダーシップ (統率型) (統率型)■ サーバントシップ■ サーバントシップ役割モデル (奉仕型) (奉仕型)■ サーバントシップ (奉仕型)■ メンバーシップ (協働型)■ リーダーシップ (統率型)■ ステーツマンシップこれまでの踏襲に加え、メンバーのマンネリ打破とチャレンこれまでの踏襲に加え、メンバーのマンネリ打破とチャレンジを鼓舞する組み合わせを展開、合わせて自発的・自律的なジを鼓舞する組み合わせを展開、合わせて自発的・自律的な行動をメンバーに促すスタイル。行動をメンバーに促すスタイル。危機対応時は、時間と行動がポイントとなる。明確な方針を危機対応時は、時間と行動がポイントとなる。明確な方針を出し、メンバー一人ひとりに即刻命令を出す。出し、メンバー一人ひとりに即刻命令を出す。個の理解ではなく全体の行動が優先される。個の理解ではなく全体の行動が優先される。一人ひとりが粛々と命令を遂行する。助けがない状態でも 一人ひとりが粛々と命令を遂行する。助けがない状態でもミッ 一人ひとりが粛々と命令を遂行する。助けがない状態でもミッションを遂行する。ションを遂行する。ミッションを遂行する。組織に新たな目標や方向性を示し、信頼できる有能なメンバー組織に新たな目標や方向性を示し、信頼できる有能なメンバーを鼓舞し、高い貢献を引き出すことを優先する。を鼓舞し、高い貢献を引き出すことを優先する。危機対応時は、時間と行動がポイントとなる。明確な方針を出し、メンバー一人ひとりに即刻命令を出す。個の理解ではなく全体の行動が優先される。①率先垂範①率先垂範経 営②指示・命令②指示・命令③モチベーション喚起③モチベーション喚起④信頼関係の構築④信頼関係の構築⑤権限の委譲⑤権限の委譲⑥計画性⑥計画性⑦組織・人心掌握⑦組織・人心掌握⑧意思決定⑧意思決定⑨組織求心力⑨組織求心力⑩ベクトル合わせ⑩ベクトル合わせ②PDCAの意味と構造②場面別状況とリーダーシップの類型②場面別状況とリーダーシップの類型「PDCA」は、歴史的には品質管理手法としてスタートしましたが、今日的には、「個人や組織にリーダーシップは、各自のパーソナリティー(属人性)に左右される傾向があり、常に問われるリーダーシップは、各自のパーソナリティー(属人性)に左右される傾向があり、常に問われるおいて知恵を集め考えて行動し、結果を検証、改良・改善を推進するサイクルを回し続けることのは、“リーダーとしての資質ではなく実践とその結果”といわれています。場面・状況に応じ一のは、“リーダーとしての資質ではなく実践とその結果”といわれています。場面・状況に応じ一で学習と進化を行うツール」と考えられています。定のコントロールが求められ、後述するメンバーシップとの関係性により機能強化が図られます。定のコントロールが求められ、後述するメンバーシップとの関係性により機能強化が図られます。Plan:組織・事業の現状認識・将来の変化を感知・予測し企画・計画を立案Do:社内外関係者と連携することで精度を高めた実行・実践を励行Check図表4ー12 リーダーシップの構成要素図表4ー13 リーダーシップの場面別の役割モデル図表4ー13 リーダーシップの場面別の役割モデルCheck:定期的に進捗・結果を組織内で相互に確認・検証し学習Action:進め方を見直し試行、個人・組織の進化を繰り返す意味・行動要 素類型区分類型区分①率先垂範②指示・命令  平時型リーダー  平時型リーダー③モチベーション喚起④信頼関係の構築⑤権限の委譲 有事・危機型 有事・危機型 リーダーリーダー⑥計画性Action⑦組織・人心掌握⑧意思決定⑨組織求心力⑩ベクトル合わせ軍隊型リーダー軍隊型リーダー おみこし型 おみこし型 リーダーリーダーa. サイクルを回し続ける�サイクルとして回っているか、好循環になっているかの確認、検 プロジェクト型 プロジェクト型 全員が1つの目的のために、一体的かつ主体的に活動し、互全員が1つの目的のために、一体的かつ主体的に活動し、互リーダー リーダー いにサポートしあう体制維持が重要。いにサポートしあう体制維持が重要。(タスク型)(タスク型)b. スタートはPDCAの順番でなくても良い�Check(確認・検証)からスタートとし問題 ファシリテート型 ファシリテート型 主役はリーダーではなく、メンバーとなる。主役はリーダーではなく、メンバーとなる。c . 同時並行で複数の業務をこなす�「考えて実行し、実行して考える(振り返り)」は、普リーダー リーダー メンバーに課題を認識させ、解決方法もメンバーに気づかせ メンバーに課題を認識させ、解決方法もメンバーに気づかせ類型区分(コーチ型)(コーチ型)誘導する。リーダーはこれをサポートすることが重要。誘導する。リーダーはこれをサポートすることが重要。遍的な手法です。あらゆる仕事の場面で展開し、自分自身のスキルの体得とすることが重これまでの踏襲に加え、メンバーのマンネリ打破とチャレン要です。ジを鼓舞する組み合わせを展開、合わせて自発的・自律的な行動をメンバーに促すスタイル。*参考文献 「人事戦略論 ストラクチャーとフレームワーク」より編集*参考文献 「人事戦略論 ストラクチャーとフレームワーク」より編集 有事・危機型 リーダー図表4ー9 PDCAサイクル例  平時型リーダー図表4ー12 リーダーシップの構成要素図表4ー12 リーダーシップの構成要素図表4ー11 目標管理におけるPDCAサイクルの位置づけ戦 略企業ミッション実践(力)成果責任図表4ー13 リーダーシップの場面別の役割モデル図表4ー8 マネジメントの構造例経営戦略・方針企画・シナリオ作成部門目標・方針個人別マネジメント・コントロール…基準・目標との差異の是正課題・目標 *ツールとしてのPDCA意味・行動意味・行動定義、概要定義、概要定義、概要planCheckActionplanDo②場面別状況とリーダーシップの類型リーダーシップは、各自のパーソナリティー(属人性)に左右される傾向があり、常に問われる (奉仕型) (奉仕型)のは、“リーダーとしての資質ではなく実践とその結果”といわれています。場面・状況に応じ一定のコントロールが求められ、後述するメンバーシップとの関係性により機能強化が図られます。③PDCAの3つの要点(4)リーダーシップ(4)リーダーシップ(3)マネジメントCheck①定義と構成要素①定義と構成要素①マネジメントの定義狭義のリーダーシップは、「自ら率先垂範して集団を統率し、組織に規律、秩序、ルールを与え、命狭義のリーダーシップは、「自ら率先垂範して集団を統率し、組織に規律、秩序、ルールを与え、命リーダーシップは、自ら率先垂範して集団を統率し、組織に規律、秩序、ルールを与え、命令をマネジメントは、「経営目的・目標を達成するために、経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)をAction失敗は成功の元であることを認識し、改善・改良のための試行・実験を行っているか。令を発するとともに自らの実践で参画メンバーの迅速な行動を促す力を発揮」することを意味します。令を発するとともに自らの実践で参画メンバーの迅速な行動を促す力を発揮」することを意味します。発するとともに自らの実践で参画メンバーの迅速な行動を促す力を発揮することを意味します。時代の変化に合わせ効果的に配分する体系的手法」と定義されます。ここでは戦略・施策を具現化する実践力の手法として、「PDCA」について解説します。(4)リーダーシップ①定義と構成要素狭義のリーダーシップは、「自ら率先垂範して集団を統率し、組織に規律、秩序、ルールを与え、命令を発するとともに自らの実践で参画メンバーの迅速な行動を促す力を発揮」することを意味します。証が必要です。解決の手法として展開することも重要です。

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