令和5年度 人財マネジメントハンドブック
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益利の益固定的源の泉源利泉内内外参画メンバーの役割が外原則固定されている75ポジショニングポジショニングアプローチアプローチ経営資源アプローチ経営資源アプローチ要因要因機能重視序列重視注力する点注力する点ゲームサッカー型組織ゲームアプローチ参画メンバーの役割がアプローチ状況に合わせ、柔軟・流動的縦系列を重視しつつもアプローチ入れ替わりがあり流動的アプローチプロセスプロセス流動的*参考文献 「組織マネジメントのプロフェショナル」より編集*参考文献 「競争戦略論」より編集*参考文献 「競争戦略論」より編集情報等を最適化して展開、ゲームアプローチ:市場における合従連衡」があります。情報等を最適化して展開、ゲームアプローチ:市場における合従連衡」があります。縦系列の序列が固定されている図表4ー18 戦略論の4つのアプローチ図表4ー17 組織機能と枠組みの変化図表4ー18 戦略論の4つのアプローチ野球型組織年功序列型組織相撲型組織学習学習「組織役割・機能とその枠組みの変化」について、わかりやすくモデル例として示したものが以下の図表4ー17です。「野球型組織」は、その役割・機能が一人ひとり固定されています。一方「サッカー型組織」は、基本的な役割・機能は決まっていますが、ディフェンダーでも状況により攻撃参加し、反対にフォワードが守備の役割となる場合もあり得ます。序列固定化の弊害としては、a.実力の伴わない上位役職の固定化、b.内向き、上向きの組織文化・②戦略としての「学習アプローチ」風土による環境変化への対応の鈍化、c.成果・実力より政治力優位の傾向がみられることが指②戦略としての「学習アプローチ」戦略として人材・組織を考えると、「人材・組織の質の向上と事業の発展の両立」が図られなけ摘されます。ればなりません。具体的モデルとしては、戦略論としての「学習アプローチ」、組織論としての戦略として人材・組織を考えると、「人材・組織の質の向上と事業の発展の両立」が図られなけ環境変化が進む中で、組織マネジメントは、「仕事・役割が変わることへの抵抗感を減らす」こ理論・手法体系としては、「学習する組織」1990年ピーター・センゲLearning Organizationればなりません。具体的モデルとしては、戦略論としての「学習アプローチ」、組織論としてのとを意識した運用が重要です。があげられます。理論・手法体系としては、「学習する組織」1990年ピーター・センゲLearning Organizationがあげられます。戦略論としての「学習アプローチ」とは、「見えざる資産」といわれる知識・技術(ナレッジ、ノウハウ)、試行・実績情報が蓄積・活用される長期的プロセスに着目するものです。戦略論としての「学習アプローチ」とは、「見えざる資産」といわれる知識・技術(ナレッジ、ノウハウ)、試行・実績情報が蓄積・活用される長期的プロセスに着目するものです。* 他に「ポジショニングアプローチ:マーケットシェア優先、経営資源アプローチ:強みとなるヒト・モノ・カネ・* 他に「ポジショニングアプローチ:マーケットシェア優先、経営資源アプローチ:強みとなるヒト・モノ・カネ・戦略の実践は、計画どおり物事が進まないことが現実であり、意図とは一致しない結果を誤りとせず、逆にそこから積極的に人材・組織が学習することでノウハウ・ベストプラクティスを蓄積戦略の実践は、計画どおり物事が進まないことが現実であり、意図とは一致しない結果を誤りとし、次の経営活動に活かすことにあります。せず、逆にそこから積極的に人材・組織が学習することでノウハウ・ベストプラクティスを蓄積「学習アプローチ」のポイントとしては、以下の3点に留意する必要があります。し、次の経営活動に活かすことにあります。a.学習の「場」(事業領域:ドメイン…対象とする領域・分野)の選択、決定「学習アプローチ」のポイントとしては、以下の3点に留意する必要があります。b.「実験・試行」による体系的な学習a.学習の「場」(事業領域:ドメイン…対象とする領域・分野)の選択、決定ア.学習の「場」(事業領域:ドメイン…対象とする領域・分野)の選択、決定c.「反省・振り返り(リフレクション)」の重視b.「実験・試行」による体系的な学習学習の「場」の選択・決定とは、どの事業領域・分野、例えば新規分野、今までにない環境や医c.「反省・振り返り(リフレクション)」の重視a“学習の「場」”の選択・決定とは、どの事業領域・分野、例えば新規分野、今までにない環境療といったものや、現行の既存の分野の掘り下げとするかを決めることです。や医療といったものや、現行の既存の分野の掘り下げとするかを決めることです。a“学習の「場」”の選択・決定とは、どの事業領域・分野、例えば新規分野、今までにない環境イ.「実験・試行」による体系的な学習や医療といったものや、現行の既存の分野の掘り下げとするかを決めることです。「実験・試行」による体系的な学習とは、場当たり的な行動ではなく、ビジネスモデルの仮説を特定の場に限定して「実験による学習」として展開することにあります。論理的には合っていても、実験によってユーザー、顧客への受け入れ、認識がどうなるのかを製品、ビジネス提供の流れにそって試行してみることです。

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