支援的行動相互確認を進める中で協働して実行する図表4ー26 指導者におけるティーチングの基本原則81■状況に応じた個別の教育・訓練が可能■ 各人の状況に応じた個別の教育・訓練が可能■能力・個性に応じた指導により適性の発見、能力■ 各人の能力・個性に応じた指導により適性の発 開発に有効■ 業務に直接関連する実務的知識、技術・技能の見、能力開発に有効向上が図れる■ 業務の場で実施が可能で、特別な場所、時間費用を要しない■ 各人の状況に応じた個別の教育・訓練が可能■ 各人の能力・個性に応じた指導により適性の発見、能力開発に有効■ 業務に直接関連する実務的知識、技術・技能の向上が図れる■ 業務の場で実施が可能で、特別な場所、時間費 *指導者以上の能力向上を期待できないa.短いサイクルで定期的に行う。例:1回30分、週1回又は2週に1回開催b.従業員の成長を目的とし、従業員の現状や悩みに寄り添いながら実施する。c. 継続性が担保できるよう管理のための時間ではなく、従業員個人のプライベートからのア②指導者におけるティーチングの基本原則プローチを行うことで相手の背景・事情を把握した上で、成長・キャリアに必要な「気づき」、以下の基本原則、チェックリストを参考に自社流の状況に応じた対応が求められます。「経験に基づく学び」の仕組みとなる。用を要しない *指導者以上の能力向上を期待できない■ 業務の遂行そのものに重点が置かれることから■ 対象者により機会の不均衡が起こる■ 指導者の能力、経験等により教育効果に格差が■ 業務の遂行そのものに重点が置かれることから教育的配慮が薄れる■ 対象者により機会の不均衡が起こる■ 指導者の能力、経験等により教育効果に格差が生じる目的、効果を説明し、生じる遂行を促すa-1.結果責任は上司a-2.遂行責任は部下a-3.報告責任は部下c-1.対象者の背景(コンテキスト)の事前確認d-1.不一致の場合の原因の把握d-2.双方にとってメリットのある状況を提示a-1.結果責任は上司a-2.遂行責任は部下a-3.報告責任は部下c-1.対象者の背景(コンテキスト)の事前確認c-2.実施テーマの背景・目的の説明(今、なぜこれを行うのか)c-3.段取り・流れの説明(何をどの順番で行うのか、スケジュール)c-4.完成形としてのゴールイメージ(目標・基準、あるべき姿の具体化)c-5.ステップ毎の指示と確認・フォローd.対立の場合のWin-Win型への誘導d-1.不一致の場合の原因の把握d-2.双方にとってメリットのある状況を提示メリットメリット図表4ー24 SL理論図表4ー25 OJTのメリットとリスク指示的行動リスク教育的配慮が薄れるリスク*本人の強み・弱み、特徴、興味・関心のテーマ・項目の把握と対応*本人の強み・弱み、特徴、興味・関心のテーマ・項目の把握と対応参加型遂行を委ねる説得型指示・教示型具体的に指示し、確認・フォローする図表4ー25 OJTのメリットとリスク図表4ー26 指導者におけるティーチングの基本原則ア.確認すべき3つの責任a.確認すべき3つの責任1.結果責任は上司2.遂行責任は部下3.報告責任は部下イ.部下・対象者に合った対応(意欲度、能力のレベル)b.部下・対象者に合った対応(意欲度、能力のレベル)ウ.手順・方法の創意工夫c.手順・方法の創意工夫1.対象者の背景(コンテキスト)の事前確認 *本人の強み・弱み、特徴、興味・関心のテーマ・項目の把握と対応c-2.実施テーマの背景・目的の説明(今、なぜこれを行うのか)2.実施テーマの背景・目的の説明(今、なぜこれを行うのか)3.段取り・流れの説明(何をどの順番で行うのか、スケジュール)c-3.段取り・流れの説明(何をどの順番で行うのか、スケジュール)4.完成形としてのゴールイメージ(目標・基準、あるべき姿の具体化)c-4.完成形としてのゴールイメージ(目標・基準、あるべき姿の具体化)5.ステップ毎の指示と確認・フォローc-5.ステップ毎の指示と確認・フォローエ.対立の場合のWin-Win型への誘導d.対立の場合のWin-Win型への誘導1.不一致の場合の原因の把握2.双方にとってメリットのある状況を提示オ.成功体験を積ませ、これを繰り返すe.成功体験を積ませ、これを繰り返すa.確認すべき3つの責任b.部下・対象者に合った対応(意欲度、能力のレベル)c.手順・方法の創意工夫基本要素としては、a.オープニング(雰囲気づくり)~b.面談の対象(何について)、目的(将来のキャリア、期間毎の仕事ぶり、目標管理の進捗確認等)の説明~c.面談者からのフィードバック(業務行動の事実、評価等)と相互確認~d.クロージング(次期・次回に向けた期待と対象者・被面談者からのコミットメント:決意表明)です。「1on1ミーティング」は、通常の面談と比較して、以下の特徴があります。③SL理論と1on1ミーティングSL理論は、状況型リーダーシップ(Situational Leadership)と呼ばれ、面談対象者(被面談者)の意欲、業務の習得度や遂行能力に合わせ取るべきリーダーシップのスタイルを変化させていくものです。②指導者におけるティーチングの基本原則以下の基本原則、チェックリストを参考に自社流の状況に応じた対応が求められます。(3)OJT強化の技法①OJTの特徴と課題OJTは人材育成の中心に位置づけられており、以下の特徴・メリットがある反面、そのリスク・課題に留意する必要があります。(3)OJT強化の技法①OJTの特徴と課題OJTは人材育成の中心に位置づけられており、以下の特徴・メリットがある反面、そのリスク・課題に留意する必要があります。委任型
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