令和5年度 人財マネジメントハンドブック
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44つつののケケアア878795再発防止再発防止「心の健康づくり計画」を策定「心の健康づくり計画」を策定セルフケアセルフケア・ストレスやメンタルヘルスに対する正しい理解・ストレスやメンタルヘルスに対する正しい理解・ストレスへの気づき ・ストレスへの対処・ストレスへの気づき ・ストレスへの対処ラインによるケア(管理職などによるもの)ラインによるケア(管理職などによるもの)・職場環境等の把握と改善・職場環境等の把握と改善・労働者からの相談対応 ・職場復帰における支援・労働者からの相談対応 ・職場復帰における支援事業場内産業保健スタッフ等によるケア事業場内産業保健スタッフ等によるケア・具体的なメンタルヘルスケア実施に関する企画立案・具体的なメンタルヘルスケア実施に関する企画立案・個人の健康情報の取り扱い・個人の健康情報の取り扱い・事業場外の機関とのネットワーク形成やその窓口・事業場外の機関とのネットワーク形成やその窓口・職場復帰における支援など・職場復帰における支援など事業場外資源によるケア事業場外資源によるケア・情報提供や助言を受けるなど、サービスの活用・情報提供や助言を受けるなど、サービスの活用・ネットワークの形成 ・職場復帰における支援など・ネットワークの形成 ・職場復帰における支援など適切な対応方法適切な対応方法 指導方法     気づく力 指導方法     気づく力          支援する勇気          支援する勇気図表5-7 4つのメンタルヘルスケア図表5-7 4つのメンタルヘルスケア対 応対 応企業は、従業員に対して企業は、従業員に対して「セルフケア」 が行えるように支援すること「セルフケア」 が行えるように支援すること「いつもと違う」部下の把握と対応「いつもと違う」部下の把握と対応・話を聴く ・適切な情報を提供する・話を聴く ・適切な情報を提供する・必要に応じて事業場内産業保健スタッフ等や・必要に応じて事業場内産業保健スタッフ等や事業場外資源への相談や受診を促すなど事業場外資源への相談や受診を促すなど事業場内産業保健スタッフ等は、セルフケアおよ事業場内産業保健スタッフ等は、セルフケアおよびラインによるケアが効果的に実施されるよう、びラインによるケアが効果的に実施されるよう、労働者および管理監督者に対する支援を行う労働者および管理監督者に対する支援を行う9予防のために予防のために解決のために解決のために(4) 職場のメンタルヘルス(4) 職場のメンタルヘルス仕事の責任と職場の人間関係によるストレスで、心の健康(メンタルヘルス)を損ねる従業員が仕事の責任と職場の人間関係によるストレスで、心の健康(メンタルヘルス)を損ねる従業員が増加しています。メンタルヘルス対策も、企業の安全配慮義務に含まれると解釈されています。増加しています。メンタルヘルス対策も、企業の安全配慮義務に含まれると解釈されています。① 4つのメンタルヘルスケアの推進(厚生労働省)① 4つのメンタルヘルスケアの推進(厚生労働省)メンタルヘルスケアは、「4つのケア」が継続的かつ計画的に行われることが重要とされています。メンタルヘルスケアは、「4つのケア」が継続的かつ計画的に行われることが重要とされています。② メンタル不調の未然防止◦職場環境の現状把握と環境改善◦メンタルヘルスケアの教育研修(管理職・一般従業員)・情報提供◦メンタル不調者の早期発見と適切な対応③ メンタル不調者の休職・復職◦休職命令は、専門家のサポートを得ながら対応すること◦休職期間、休職期間中の待遇、復職のための手続き等を明らかにすること◦休職期間中の支援(会社の情報提供、回復状況の把握等)◦復職の際の支援(リハビリ期間の設定、勤務時間、復帰させる業務等)の検討④ 心理的負荷による精神障害と労災メンタル不調の原因が仕事にある場合は、労災認定を受けることになります。認定されるまでは、認定に必要な書類の提出や調査など企業としても対応が求められます。従業員の心の健康を保つということは無論、予防対策を怠ったり、不適切な対応をすることによるリスクを回避するという意味でも、メンタルヘルス対策の取り組みは重要といえます。

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