令和6年度 人財マネジメントハンドブック
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pter pter pter Chapter ChaCha1234Cha巻末付録■組織が持続的に成長し続けるためには「関係性の質向上」が重要図表2-19 ダニエル・キム 成功の循環モデル37思考の質成功の循環モデル(グッド・サイクル)関係の質結果の質行動の質業績も上がるという結果も出ています。また、コミュニケーションが図られる職場では、従業員同士が「学び合う」ことが多く、相互に成長する関係になっています。コミュニケーションとは、1.これからの人材マネジメント(3)関係性の質の向上で紹介した、「双方向コミュニケーションの4つのレベル」(*P.16 図表2-2)にあるとおり、単なる会話ではありません。対話をもって少なくとも内省的に話ができるレベルが求められます。それによって、関係性の質が上がれば、成果を上げるまでのサイクルが回ります。言い換えれば、組織の成果を高めるためには、コミュニケーションを改善することが大切であるということです。「ダニエル・キム 成功の循環モデル」では、『組織としての結果の質を高めるためには、まず「関係性の質」を高めるべきである』と提唱していますが、「関係性の質」を高めるには、まさしく円滑なコミュニケーションを図ることが必要です。こちらも、前述で触れましたが「職場はどんなことも話せる場」であり、話したことは否定されず受け入れられる安心・安全の場であることが必要です。例えば、部下が何か相談をしたい、わからないことを聞きたいと思っても、上司が忙しそうにして話を受け付けてくれなさそうだとしたらどうでしょうか。いずれ、この職場を去ってしまいます。したがって、上司こそ余裕をもって仕事をすること、部下を受容することが求められます。厚生労働省や東京都では、若者活用、女性活躍、ワーク・ライフ・バランスに関する認定制度があり、法律に定める一定の要件を満たすことで申請することができます。認定のメリットとしては、認定マークをホームページ・パンフレット・名刺などに入れることで対外的なPRにもなり、企業のイメージアップを図ることができるため、優秀な人材の確保・定着につながります。①ユースエール認定制度ユースエール認定制度とは、若者の雇用管理の状況が優良な中小企業の認定制度のことを指し(5) 人材確保、定着に役立つ認定制度②安心・安全の場(心理的安全性)①関係の質:対話、お互いを尊重  相互理解を深め、お互いを尊重し一緒に考える②思考の質:気づき、良いアイディア  自分で気づき、面白いと感じるようになる③行動の質:新たな挑戦、助け合い  自分で考え、自発的に行動する④結果の質:成果の実感  成果が得られる①関係の質:信頼関係が高まる

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