令和6年度 人財マネジメントハンドブック
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pter pter pter Chapter ChaCha1234Cha ・労働対価:仕事の質や量といった仕事の内容・結果などに応じて支払う ・生活保障:労働者の生活保障の観点から生計費などを考慮して支払う ・労働力の市場価格:人手不足など人材の需給バランスに応じて支払う巻末付録仕事の成果などによらず、年齢や勤続年数といった人に属する要素により決定される賃金職務や職種といった仕事の内容、職務の遂行能力、仕事の成果・結果などを考慮し決定される賃金属人給と仕事給の両方からなる賃金年齢給、勤続給職能給、職務給、役割給、成果給職能給+勤続給分類属人給型仕事給型総合給型図表2-24 賃金体系図 例図表2-25 基本給の種類内容代表例43躍してもらうことが望ましいと考えます。賃金を決定する基本的な要因として、以下のものが挙げられます。個別の企業では、これらを前提としつつ、具体的には、同業他社など賃金の世間相場や、採用における必要な賃金レベル、そして個々の支払い能力などに応じて、賃金を決定します。基本給は、仕事を基準にして決めるか、人を基準にして決めるかで、以下の3種類に分類されます。属人給は年功序列型賃金であり、以前の日本企業では、年齢給や勤続給が主流でした。これらの賃金は従業員にとって安定したものですが、頑張っても頑張らなくても給与が変わらないため、挑戦意欲が沸きにくい賃金と言えます。それに対し、仕事給は職務や職能、結果などから決定される成果主義型賃金と言えます。結果や成果などに応じて賃金は上昇するため、頑張って成果を出せば報われるチャレンジ性の強い制度ですが、成果次第では賃金が減少する可能性もあるものです。(1) 賃金の決定要素(2) 基本給①基本給の種類賃 金退職金月例賃金賞 与基本給手 当割増賃金

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