令和6年度 人財マネジメントハンドブック
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pter pter pter Chapter ChaCha1234Cha巻末付録55賃金の安定給付自己肯定感が感じられる コミュニケーションによる心理的安全性の確保確信を持った自己肯定感が得られる 人事評価、報奨制度自己効力感が感じられる 動機付け目標管理確信を持った自己効力感が得られる ① 安全の欲求の満足方法② 社会的欲求の満足方法③ 承認の欲求の満足方法④ 自己実現欲求の満足方法図表3-7 モチベーションアップとマズローの欲求図表3-8 ハーズバーグの動機づけ・衛生理論衛生要因(不満の解消要因)企業の方針と管理仕事そのもの成長管理職との関係労働条件給与達成感承認動機づけ要因(満足要因)仕事に対して動機づける要因と不満が解消する要因(衛生要因)とがあります。不満が解消する要因である「給与」や「福利厚生」は、不足・悪化すると不満が溜まる原因となる要素ですが、求める水準を超え改善しても、満足度が高まるわけではありません。そうすると、やりがいを感じられないような仕事では、労働条件に不満が無くても「このまま、この会社で仕事していて良いのか」など、不安感やモチベーションの低下から、離職につながるケースが多く見られます。反対に、「承認」や「達成感」のような満足要因(動機付け要因)は、獲得できるとやりがいはとても高まりますが、衛生要因が改善されていないと満足感は高まりません。これら2つの要因は相互に影響しあうので、バランスの取れた組織構築が求められます。人は動機づける要因を達成すると強い満足感が得られ、モチベーションがアップして、さらに高次の業務に挑戦しようとする意欲が強まります。まずは不満が発生する要因を改善し、あわせて満足度が高まる要因を改善すると効果的です。(5)動機付け・衛生理論を活用したモチベーション向上策(ハーズバーグ)

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