令和6年度 人財マネジメントハンドブック
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階層分(業垂直分業)工 場卸売課直販課経理課総務課58なり意思決定に時間がかかる。をもつ。を負うべき管理者があいまいになる傾向がある。動ができるのでモラールが高くなる。指揮命令系統がなく各構成員の思惑も異なるため、各構成員の活動がバラバラで期待した成果が得られない懸念があり、活動や成果物に関する責任が不明確になりやすい。図表3-13 組織形態メリット・デメリット図表3-11 組織の分業システム図表3-12 職能別組織トップマネジメントミドルマネジメントローワーマネジメント(部門別組織、直系組織)マトリクス組織ネットワーク組織・クラウドソーシング経営者管理者監督者従業員メリット命令系統が明確であり、規律・秩序が守られる。責任権限が明確である。デメリット他部門との連携が取りにくい。上位者の負荷が多くなる。階層が多くライン組織メリット専門的な知識や経験が蓄積されやすい。規模の経済が期待できる。デメリット部門間のコンフリクト(対立)が発生しやすい。メリットライン組織(部門別組織)の機能と職能別組織の機能との両方の長所職能別組織デメリット命令系統が複雑になり、複数の報告関係が公式に存在するので、責任メリット組織内外から専門性の高い人材が得られる。自発的参加で自律的な活デメリット管理部長課長課長経営者管理部営業部経営者営業部長課長課長課長課長係長係長係長従業員機能分業(水平分業)製造部製造部長階層数:従業員数が増えれば、階層数も増えていきますが、意思の伝達経路が長くなるため、特にボトムアップ(問題点の拾い上げ、フィードバック)に時間がかかるという問題が起こります。※一人の管理職の幅を広くすれば、組織の階層数は少なくなります。(フラット化)※専門性が発揮でき、生産性が高く、専門家が育つなどのメリットがある反面、部門間で垣根ができ交流が図りにくく情報共有が困難になるなどのデメリットもあります。単位組織にまとまった仕事を自律的に任せた職場のことです。社長や管理職からの指示命令系統はなく、構成員全体が信頼に基づき、独自のルールや仕組みを工夫しながら目的実現のために組織運営を行っていきます。 ・組織員での共有や検討を繰り返すことを通じて主体性・自律性が発揮される ・日常活動を通じてブランド力・組織力を強化することができる ・コミュニケーションが良好になる②ティール組織

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