令和6年度 人財マネジメントハンドブック
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外部専門機関76ハラスメントの正しい認識・理解適切な対応方法 指導方法     気づく力          支援する勇気方針の明確化組織風土の構築方針の周知理解促進教育・啓発研修事実関係の迅速・正確な確認適切な措置連携図表4-11ハラスメント予防・解決の実施フロー経営者の決断ハラスメントに関する管理者一般従業員現状把握被害者行為者再発防止予防のために【ハラスメントをなくすために・自分が加害者にならないために】1.お互いの人格を尊重しあうこと2.仕事のうえでお互いが大切なパートナーであるという意識を持つこと3.相手が嫌がっていると感じたら、すぐにやめること4.冗談や指導のつもりでも相手がどのように受け止めるかを意識すること5.相手が「NO」といわなかった=受け入れた ということではないことを理解することLGBTQへの理解LGBTQとは、Lesbian(レズビアン=女性同性愛者)、Gay(ゲイ=男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル=両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー=心と体の性が異なる人)、Queer/Questioning(クィアまたはクエスチョニング=性的指向・性自認が定まらない人)の頭文字をとった略語で、いわゆる性的少数者(セクシュアルマイノリティ)の総称です。近年ではSDGs(持続可能な開発目標)が求めるジェンダー平等やダイバーシティ(多様化)&インクルージョン(受容)の推進において、LGBTQへの理解が不可欠とされ、企業でもさまざまな取組が進んでいます。東京都では「東京都パートナーシップ宣誓制度」を設け、事業者の受理証明書の活用例として従業員の福利厚生における職場環境整備や、顧客サービスにおける活用として対象者に向けたサービス提供が例示されています。LGBTQを含む多様な人財が活躍できる職場環境を構築することは、創造性やイノベーションの促進、社員の満足度向上、ブランドイメージの向上など、多岐にわたるメリットが期待できます。これら多様な人格を考慮した上で、ハラスメントにならないような意識をもつことが重要です。*「東京都パートナーシップ宣誓制度」URL:https://www.soumu.metro.tokyo.lg.jp/10jinken/sesaku/sonchou/partnership.html〈体制整備〉相談窓口/担当者解決のために

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