令和6年度 人財マネジメントハンドブック
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pter pter pter Chapter ChaCha1234Cha巻末付録77参考:日本労働組合連合会「気づこう。アンコンシャス・バイアス~真の多様性ある職場を~」サイト情報 P.92参照▶ こどもが病気になったときは母親が休んだほうがいいと思う▶ 育児中の社員・職員に負荷の高い業務は無理と思ってしまう▶ 定時で帰る人は、やる気がないと思う▶ 上司より先に部下が帰るのは失礼だと思う▶  年配(高齢者)の人は頭が堅く、多様な働き方への融通が利かないと思ってしまう▶ 「普通は〇〇だ」「それって常識だ」と思うことがある▶ パートタイマーは、「主婦が家計補助のために働いている」というイメージがある▶ 非正規雇用で働く人は、自分で望んで、その働き方を選択していると思う▶ 外国人労働者をみると、出稼ぎなど、一時的な滞在者だと思う▶ 外国人労働者は日本の企業文化にあうのか、つい心配になる▶ 介護しながら働くのは難しいと思う▶  障がいのある人は、簡単な仕事しかできない、あるいは働くのが難しいだろうと思う▶  病気治療しながら働いている人をみると、仕事をやめて治療に専念した方が良いと思う▶ LGBTQであると聞くと、戸惑いを感じてしまう▶ LGBTQの人は一部の職業に偏っていて、普通の職場にはいないと思う▶  「多様性」と聞くと、全ての違いを、なんでも受け入れなければならないことだと思うアンコンシャス・バイアスアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)は、個人が意識せずに持つ偏見や先入観のことをいいます。これは人間が生まれ持った脳の働きによるもので、生育環境や社会環境、文化の影響から誰もが知らずに持ち合わせているものと言われています。よって、アンコンシャス・バイアスが悪いものとは言い切れない面もありますが、組織における人事管理、業務管理を行う立場にある方は、組織や組織の構成員(職員、社員)の家庭、ひいては社会全体に与える影響が大きいことから、性別などによる無意識の思い込みに気づき、これを解消していくとよいでしょう。まず、自身や従業員のバイアスを認識し、意識的に多様性を尊重する文化を醸成しましょう。このような企業取組は人材の確保と従業員のエンゲージメント向上につながり、組織全体の風土へと波及していくでしょう。〈身近なアンコンシャス・バイアスの例〉▶ 体力的にハードな仕事を女性に頼むのは可哀そうだと思う▶ お茶出し、受付対応、事務職、保育士というと、女性を思い浮かべる▶ 「親が単身赴任中」というと、父親を想像する(母親を想像しない)▶  DV(ドメスティック・バイオレンス)と聞くと男性が暴力をはたらいていると想像する(女性を想像しない)

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