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平成27年度 次世代イノベーション創出プロジェクト2020助成事業
支援対象事業が決定しました

 本事業は、東京都が策定する「イノベーションマップ」(※注)に沿って、都内中小企業が、他企業、大学、公設試験研究機関等と連携し、それらの技術・ノウハウを活用して取り組む成長産業分野の技術・製品開発に要する経費の一部を助成するものです。
  このたび、イノベーションマップに示す4分野11テーマにご応募いただいた中から、審査の結果、以下のプロジェクト15件を平成27年度の支援対象として決定しました。
  なお、選定された中小企業には、今後最長4年間にわたりプロジェクトの進捗に応じて経営・技術支援等を行う連携コーディネータを配置し、実用化に向けた継続的支援を行います。

(※注) 「イノベーションマップ」とは
「健康・スポーツ」、「医療・福祉」、「環境・エネルギー」、「危機管理」の成長産業分野において、大都市東京の都市課題の解決に資する技術・製品開発テーマを明らかにし、その技術・製品開発動向や中小企業による実用化の可能性をまとめた技術開発指針。

支援プロジェクト一覧

1.健康・スポーツ分野

開発支援テーマ 企業名 概 要
スポーツ・健康管理に関する技術・製品の開発 株式会社コンセプト

研究開発テーマ
画像処理によるドローンの自動制御

内容
ドローンの自動制御では、ビーコンデバイスを使用した例があるものの、画像処理のみによる方法は未だ行われていない。そこで本事業では、ドローンにカメラを搭載し、その映像中の対象を追跡し続けるドローンの自動制御装置を開発する。本研究開発の方式では、特殊な装置の設置が不要になるほか、広大な空間を対象とし得るなどのメリットがあるため、特にスポーツや災害救助といった場面での活用が期待できる。
URLhttp://www.qoncept.co.jp/

株式会社レクア

研究開発テーマ
高齢者用体感型トレーニング支援機器の開発

内容
本研究開発では、高齢者の健康寿命を延長させるために、体感型バイオフィードバック技術とスマートフォンやタブレットとの連携による、新たなトレーニング装置の開発を目指す。具体的には、高齢者の運動機能として重要な歩行とバランスについて、足底圧情報を振動バイオフィードバックにより体感信号として付与することで、理想的な歩容を自然と誘引し、かつバランス機能を向上させるウェアラブルな機器を開発する。
URLhttp://www.requa.jp

2.医療・福祉分野

開発支援テーマ 企業名 概 要
高齢者の見守りに関する技術・製品の開発 サイトセンシング株式会社

研究開発テーマ
革新的測位技術による見守りシステムの開発

内容
人間の行動はGPSにより計測機会が増えているものの、屋内環境での計測は困難となっている。本事業では、演算方法の改良により消費電力を削減させ、歩行者自律航法(PDR)で不可欠な装着装置を劇的に小型化すると共に、スマートメーターといった既存インフラに含まれた通信網を計測補正・通信手段として利用して、地域内高齢者・通学児童等の屋内外見守りを可能とするシステムを構築し、屋内外での人間行動の計測をPDRをベースとした測位技術を開発する。
URLhttp://www.site-sensing.com

各種医療機器とその部品・部材に関する技術・製品の開発 株式会社アクテラ

研究開発テーマ
注意障害と無視症状改善のリハビリツール

内容
半側空間無視は脳卒中後に生じる代表的な認知障害であり、複数の責任病巣により発現することが知られている。本事業では、半側空間無視の症状・病態を客観的・定量的に評価し、無視症状を改善に導く効果的なリハビリテーション方法の実現を企図したヘッドマウントディスプレイによるバーチャル環境と視線計測の組み合わせによる統合的評価及びリハビリシステムを開発する。
URLhttp://www.aqtair.com/

株式会社エーワンテクニカ

研究開発テーマ
セラノスティクスバブル生成装置の研究開発

内容
「造影診断」と「治療」の両方を可能にする世界初のセラノスティクスバブル製剤を研究開発中であるが、この製剤を調製するためには、脂質懸濁液にパーフルオロプロパンガスを封入したバブルを調製することが課題となっている。本事業では、超音波に反応させる関係上望ましい粒子径のバブル製剤を大量調製できる装置を開発する。
URLhttp://www.a1tec.co.jp

東京電子株式会社

研究開発テーマ
医療デバイスに有効な成膜法及び電源の開発

内容
人口歯根、人工関節、ステントなどの医療デバイスは、生体適合性に優れていることが重要である。強度やコストの面から金属基板を使ったデバイスが用いられるが、金属材料は生体適合性に問題がある。そこでコーティングが必要になるが、コーティングされたデバイスは、体内に埋め込まれるために高度な耐久性が要求される。本事業ではこれに対応するために、HiPIMS電源を利用した最新のスパッタ技術を用いて医療デバイスに十分適合できる高強度、高耐久性膜の開発及びコストダウン、コーティングの最適化のためのHiPIMS電源を開発する。
URLhttp://www.toel.co.jp

株式会社ユニメック

研究開発テーマ
重力感受性障害の検査・診断・治療装置の開発

内容
めまい・平衡機能の既存の検査において、異常は検出されないものの、フワフワ感を訴える事例が多く、ほとんどの場合、原因不明または異常なしとして扱われ、患者は理解されず苦悩する。本事業ではこれを解決するために、奈良県立医科大学の基礎研究で確立した「重力センサである耳石器の機能を簡便に評価する検査手法」と「正しい重力情報を身体に与える方法」を用いて、フワフワ感めまいの検査・診断装置と治療装置を開発する。
URLhttp://www.kk-umc.co.jp

3.環境・エネルギー分野

開発支援テーマ 企業名 概 要
スマートエネルギーに関する技術・製品の開発 アオキ住宅機材販売株式会社

研究開発テーマ
余剰地下水を利用した天井放射冷房の開発

内容
駅、工場などの大規模空間の全域を通常の空調で冷房するには多大なエネルギーを要する。そのため、ヒートアイランドにより気温上昇が進む都心部では、過酷な暑熱環境のまま冷房が使われている。一方で、地下水くみ上げ規制により都心部の地下水位が上昇し、構造物の浮上などの被害が出ている。そこで、余剰地下水を熱源として有効利用し、少ないエネルギーで夏季の暑熱環境を改善する天井放射冷房システムを開発する。
URLhttp://www.yukadanbou.co.jp

環境改善に関する技術・製品の開発 関西電子株式会社

研究開発テーマ
ナノファイバー加工装置及び再生装置の開発

内容
新素材として注目されているナノファイバーの用途拡大を図るために、ナノファイバーの吸油性能を利用したシート状の吸油材に加工する装置を開発するとともに、吸油したナノファイバー吸油材から油分を分離回収するナノファイバー再生装置を開発する。
URLhttp://www.kansaidenshi.co.jp

三協興産株式会社

研究開発テーマ
非貴金属系VOC分解触媒の高機能化

内容
非貴金属系で安価なCo・Ce酸化物系VOC分解触媒を開発し、印刷業界等への適用を進めている。一方、塩素含有VOCは従来の触媒で対処できず未処理放出や高価な活性炭吸着に頼っている状態である。本研究は、非貴金属系VOC分解触媒の特長を生かして新用途分野への実用化を促進するとともに、都市の大気汚染の原因物質を低減し、更に規制の進んでいない塩素含有VOCの大幅な削減に寄与するものである。
URLhttp://www.skk-web.co.jp

有限会社豊岡製作所

研究開発テーマ
グリーン製造技術を用いた環境負荷低減加工

内容
難加工材の塑性加工において利用される非塩素系加工油は、複数回絞り成形を行う深絞り成形や、板厚を減少させながら超深絞り成形を行うしごき加工においては、未だ対応できておらず、環境負荷も高い。本事業ではこれを解決するために、トライボロジー特性に優れるダイヤモンド膜やセラミックスを金型に使用して加工油を使用しないドライ加工、または非塩素系加工油でも加工可能なセミドライ加工技術の開発と合わせて超深絞り加工の研究を行う。
URLhttp://www.toyooka.biz-sumida.com/

4.危機管理分野

開発支援テーマ 企業名 概 要
防災・減災に関する技術・製品の開発 マグネクス株式会社

研究開発テーマ
カセットボンベ燃料の携帯型SOFC発電機

内容
調理用の携帯型カセットコンロの燃料源として利用されるカセットボンベ(ブタンガス95%、内容量250g)を利用し、250Wの出力を持つ、携帯型燃料電池(SOFC/固体酸化物型燃料電池)システムを開発する。
URLhttp://www.magnex.co.jp

生活の安全・安心に関する技術・製品の開発 エル・エス・アイジャパン株式会社

研究開発テーマ
階層型映像情報配信プラットホームの開発

内容
東京オリンピックや地域防災の取り組みに向けて防災・防犯用途のネットワークカメラの設置が進んでいるが、個人情報保護の観点から多目的な活用には課題がある。本事業では、複数のカメラの映像を画像処理し、カメラ間を移動する人物の関連性を把握するとともに、複数のカメラでカバー・CG化した地域背景映像に投射することにより、用途に応じたセキュリティ対策を行った映像情報を配信し、多目的な活用を可能にするプラットホームを開発する。
URLhttp://www.lsi-j.co.jp

株式会社オーピーティー

研究開発テーマ
顔と耳を基にした3D顔認証システムの開発

内容
従来の顔認証システムは顔の正面の画像を基に認証を行っている。しかし整形手術を受けた場合、本人と認証されない場合がある。これに代わり本事業では、より精度の高い顔認証の実現のために、目や鼻以外に、低学年の頃から成長が止まる「耳」を認証の対象に加え、顔の正面と両耳の3か所を同時に撮影してひとつに合体した3D顔データベースを作成し、認証を行う「3D顔認証システム」を開発する。
URLhttp://www.opt-techno.com

株式会社モフィリア

研究開発テーマ
携帯端末向け次世代指静脈認証技術の開発

内容
スマートフォンをはじめとする携帯端末の高機能化および急速な普及に伴い、モバイル決済など携帯端末の利用範囲が拡大している。携帯端末の盗難・紛失時の被害を抑える目的で、生体認証機能を持つ携帯端末が増えてきているが、現状搭載されている指紋認証・顔認証では偽造を完全に防ぐことは難しく、また利用環境により認証制度が低下する。本事業では、携帯端末の安全性および利便性を大きく向上させるために、偽造が困難であり、利用環境の影響を受けにくく、携帯端末に導入可能な指静脈認証技術を開発する。
URLhttp://www.mofiria.com/

□ 問い合わせ先 □
助成課
TEL:03-3251-7895 / FAX:03-3253-6250

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