自社ホームページをパワーアップ!
〜ホームページを活用するための運用・改善ポイント〜

自社ホームページをパワーアップ!〜ホームページを活用するための運用・改善ポイント〜

ビジネスチャンス・ナビ2020では、登録企業の中から、業種や得意とする技術など様々な条件で企業を検索できます。自社PR情報からも多くの企業情報を伝えることができますが、ホームページのリンクを掲載しておくと、検索したユーザーにさらに詳しく企業情報を提供することができます。ホームページを見た企業に、より自社をアピールするためにも、ホームページは常に最新の情報を分かりやすく発信することが重要です。 今回の特集 では、ホームページを運用・改善するためのポイントを、ステップを踏みながらご紹介します。

[ステップ1] 現ホームページの課題を知ろう

ホームページ運用にあたって最も大切なことは、いかに多くのユーザーに訪問してもらい、見てもらえるかに尽きます。そのためには常に情報を発信しつつ、不断に見直していくことが重要です。まず第1のステップとして、現在のホームページを客観的に見直すことから始めましょう。

ホームページを運営するにあたって おさえておきたい6つのポイント!
ポイント①
ホームページの目的にあった情報
が必要充分に掲載されているか?
目的により、必要な情報は変わりますが、特に自社に考え方や強み、そして自社がもっている技術や製品、サービスなどがわかりやすく掲載されていなければ、情報ツールとして意味がありません。情報の量、質ともに充実していますか? まずはその見直しから始めましょう。
ポイント②
ユーザーにとって、使いやすく
見やすい構造になっているか?
一瞬で必要な情報に迷わずアクセスでき る構造でなければ、せっかく訪ねてくれたユーザーがたちどころに去ってしまいます。テーマごとに整理されたメニュー、的確なリンクの設定、掲載内容がひと目でわかるサイトマップを設けるなど、ユーザーにとって使いやすいホームページであることが大切です。
ポイント③
定期的に、または随時更新が
行われているか?
ホームページは、会社や製品の“今”の情報が正しく掲載されていることがなによりも重要です。情報が古いままでは、ユーザーの興味を惹かないばかりか、誤った情報で会社の信頼を損なうことにもなりかねません。常に新しい情報が公開されている“生きている”ホームページこそ、ユーザーの関心と信頼を得られるのです。
ポイント④
現在のインターネット環境に
対応しているか?
インターネットの世界は、常に進化しています。閲覧環境も変化しています。今では、多くの人がパソコンよりもスマートフォンなどのモバイル機器でインターネットを利用しています。情報を発信する側もこれに対応しなければなりません。現在ではスマートフォンに対応しなければ、検索結果の上位に表示されないともいわれています。
*端末別のインターネット利用率:「スマートフォン」(59.7%)、「パソコン」(52.5%)(総務省 平成30年情報白書より)
ポイント⑤
ホームページのアクセス解析を
行っているか?
ホームページの、ページごとの訪問者数や、滞在時間、新規訪問者かリピーターか、どこの地域からのアクセスか、どういった環境(PCまたはスマートフォン、国・地域)からのアクセスか、などをデータで得ることができるのが「アクセス解析」です。これにより、ホームページの現状や課題を分析することができます。Googleが提供する「Google アナリティクス」が無料で使えて導入も簡単なツールとして有名です。
ポイント⑥
アクセス解析の結果を受けた
改善を行っているか?
チェックポイント⑤のアクセス解析で得られたデータをもとに、現在のホームページの課題を発見し、改善していきましょう。また、改善後のアクセス解析で効果測定を行うことも重要です。課題の発見→改善→アクセス分析というサイクルで、さらにユーザーの期待に応えるホームページを目指しましょう。
自社のホームページを客観的に知る2つの方法
(1)チェックシートを活用しよう
ホームページをユーザー目線で客観的に評価することは重要です。右図のようなチェックシートなどを活用して、できるところから取り組み、定期的な見直しを行いましょう。
(2)アクセス解析では基準値と比較する
「Googleアナリティクス」などアクセス解析ツールを導入している場合は、基準とされる値と比較を行うことで、自社のホームページのレベルを知ることができます。平均ページビューや滞在時間、直帰率などをチェックしてみましょう。

[ステップ2] ホームページの改善戦略を立てる

ホームページの現状分析が出来たら、改善するための目的を明確にして、方向性を決めていきます。改善の目的は以下のようなものが挙げられます。

  • ● 集客したい
  • ● 収益を上げたい
  • ● コンテンツをブラッシュアップしたい
  • ● ブランディングを高めたい
  • ● 時代にふさわしいホームページにしたい

それぞれの目的にあった改善を行ったあとは、その効果測定を行います。PDCAサイクルを繰り返して、ホームページをパワーアップしましょう。

魅力的なホームページにするための4つのポイント!
ポイント①
CMSの導入
CMSとはコンテンツマネジメントシステムの略で、ホームページのコンテンツを管理するシステムです。ウェブページ作成の知識がなくても比較的簡単に扱えるのが最大の利点で、プロに任せることなく、自社でスピーディーにコンテンツの追加や変更などが行えます。
ポイント②
レスポンシブルデザインの導入
以前は、パソコン用のホームページをスマートフォンで閲覧するのが一般的でした。しかし現在のホームページは、パソコン、スマートフォン、タブレットなど、それぞれの画面サイズに合わせて自動的に最適化して表示するレスポンシブルデザインが主流です。ページを一つ作成すれば、さまざまな環境で見やすい画面を表示できます。
ポイント③
リッチコンテンツの導入
通信環境が整った現在では、ホームページで映像やアニメーション、またユーザーの操作によりコンテンツが変化するインタラクティブなコンテンツなどの提供が可能となりました。これらはリッチコンテンツと呼ばれています。リッチコンテンツは、ユーザーにテキストや画像だけでは伝えきれない、深い印象を与えることができます。
ポイント④
他メディアとの連携
TwitterやInstagram、FacebookといったSNSと連携し、ホームページにユーザーの投稿や自社のお知らせを表示したり、ユーザーとのコミュニケーションツールとして活用することも今や一般的です。また、自社がもっているオリジナルな知見や知識情報、関連する情報をコンテンツ化してブログ形式で情報発信する「オウンドメディア」を構築するなど、さらなるコンテンツも考えられます。

[ステップ3] 支援事業を活用しよう

自社のホームページをより多くの企業やユーザーの目に留まる、魅力的なものにしたいと思っても、自分の会社の何を、どのようにPRすれば効果的か分からないという方は多いのではないでしょうか?そんな時は、「自社の強み発見サポート(中小企業プロモーション支援事業)」を活用しましょう。こちらの事業では、専門家が対話を通じて製品・サービスを分析し、まとめていきますので、製品・サービスの効果的な魅せ方・伝え方を習得できます。

詳細はこちら ⇒ https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/shien/promotion/fukyu/index.html

ほかにも、自治体によるホームページ制作費用の助成など数多くの支援策がありますので、上手に活用しながら、ホームページを運用していきましょう。

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