石川金網はこれまで創業以来98年にわたり、工業用金網、建築用金網など常に最先端の分野で金網業界の活性化、社会での貢献に取り組んでまいりました。戦前は軍事協力工場として兵器関係の部品を製作しつつ金網の研究をつづけ、戦後は平和産業として自動車部品、電機部品、工業用フィルター、建築製品など様々な金網製品の開発とともに応用技術を開発してまいりました。これからも、伝統的な手織り機を用いた金網の開発、「パンチングデザインCAD/CAMソフト」やアルゴリズムによる「金網構造解析ソフト」など石川金網オリジナル技術を用い様々な課題に挑戦し解決します。
モノが満ち溢れて大量消費社会がひとつ曲がり角を迎える時代、コンピュータやスマートフォンによる生活に疲れ、人々はハンドメイドによる心の安らぎ求めています。また、インターネットの普及で作り手が簡単に自らの手作り品を世の中にアピールできる、そんな世相を反映してのハンドメイドブームです。
2015年11月、世界で初めて金網折り紙を製品化し発表しました。金網折り紙「ORIAMI」は「Fabric Metals」を用いた、布のように柔らかく、紙のようにしなやかな金網です。
日本伝統の技術を用いた「origami」は「不易流行」、すなわち流行の中でも変化せず伝わってきたハンドメイドです。近年は日本だけでなく世界中に「Origami」が存在し、新たな折り方が工夫され誕生しています。それは、趣味の世界だけではなく、人工衛星に用いられている「Miuraori」などのように実用世界においても「Origami」の技法は用いられています。様々な分野で「Origami」は求められています。
金網折り紙「ORIAMI」は、「Origami」の世界で変貌を遂げます。それは、伝承の「Origami」の世界だけではなく、「クラフトワーク」「クラフトデザイン」の世界に波及します。「Origami」の技術を利用した「フラワーアクセサリー」、テーブルランプのような「照明」、刺繍、縫製による「手芸用品」、ピアス、イヤリング、コサージュなどの「アクセサリー」を作ることも可能です。無限の可能性を秘めた「ORIAMI」、それはアイデア次第で様々な分野で様々な製品に利用できる素晴らしい製品です。刻々と変わるユーザーの趣向に対応いたし、「ORIAMI」のニューバージョンが誕生します。