「平成27年度ものづくり企業グループ高度化支援事業」支援対象グループが決定しました
公社では、成長分野への参入や海外展開を目指して、開発(技術力強化)・生産・販路開拓を行い、基盤技術の高度化に共同で取り組む中小企業グループを支援する「ものづくり企業グループ高度化支援事業」を実施しています。この事業は、都内ものづくり産業の基盤強化と集積の維持・発展を促進することを目的とするものです。
このたび、平成27年度の支援対象5グループを選定しましたのでお知らせします。
選定されたグループには、今後最長3年にわたり共同事業に要する経費の一部を助成するほか、経営の専門家等を派遣し、グループの共同事業をきめ細かくサポートしていきます。
支援対象グループの概要
グループ名(50音順) | 概 要 |
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スマートタクシーメーター 共同開発グループ 【代表企業】 株式会社アフロ (文京区) 【構成企業数】 2社 |
【共同事業テーマ】 スマートタクシーメーター開発によるタクシーサービスの高度化 【内容】 タクシーメーターにITを活用できる環境を整備し、高度な乗客サービスを実現する。走行中のルート管理・運行管理をリアルタイムで行うとともに、運行管理データの収集・分析により、効率的な配車・走行の実現に資するシステムを開発する。 |
「タイヤ電池」プロジェクト 【代表企業】 東京炭素工業株式会社 (港区) 【構成企業数】 2社 |
【共同事業テーマ】 使用済タイヤで蓄電池等の素材生産技術の確立と販売準備構築【内容】 蓄電池の正極材、負極材や導電材を使用済タイヤの熱分解成分から作成する技術と、炭素材料の加工処理技術・生産技術を融合させる。これにより、使用済タイヤを原料とした、低コストで高容量な蓄電池を製造する技術を確立する。 |
農業の効率を上げる装置 「conductor」製作共同体 【代表企業】 株式会社テヌート (港区) 【構成企業数】 2社 |
【共同事業テーマ】 光合成効率促進装置「コンダクター」共同開発事業【内容】 排出されたCO2を分離回収し、圧縮した液化炭素ボンベを活用したCO2局所施用装置を開発する。LED技術を用いた補光制御やPH調整制御を付加し、光合成を効果的に促進させるために必要なCO2、光、水の制御が可能な装置を開発することで農業の生産方法の改革を目標とする。 |
農業バイオ・イノベーション プロジェクト 【代表企業】 アースイノベーション株式会社 (港区) 【構成企業数】 3社 |
【共同事業テーマ】 植物成長促進微生物活性型水耕栽培システム開発プロジェクト【内容】 水耕栽培により生産された野菜の品質向上のため、植物の成長を促す微生物の収集・分離培養を行う。さらに、栽培溶液槽中に微生物の活性化に必要な有機物を混入することなどにより、植物成長促進微生物の活性栽培培養液を供給するシステムを開発する。 |
富士セイラ・TCIグループ 【代表企業】 富士セイラ株式会社 (品川区) 【構成企業数】 2社 |
【共同事業テーマ】 シャフト加工品専用画像選別機の開発と販売体制の構築 【内容】 代表企業が有する棒状の鋼材を加工したシャフト加工品に関する技術や製品の良・不良を選別する画像選別機のユーザーとしての経験と、グループ参加企業が有する画像選別機の開発技術を融合して、シャフト加工品専用画像選別機を開発するとともに、販売する仕組みを構築する。 |
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