トップ > お知らせ > 2022年9月 > 「TOKYO職人展」開催のご案内

【終了しました】「TOKYO職人展」開催のご案内

 東京の伝統工芸品産業を担う若手職人による展示会を今年も開催いたします。

開催概要

会 期 令和4年9月30日(金)から10月6日(木) (7日間)
開催時間 11時から19時まで(初日は12時から/最終日は18時まで)
※感染状況により、営業時間が変更になる場合がございます。
  その際、17:00以降の製作体験は中止とさせていただきます。
会 場 伝統工芸青山スクエア 1階特別展スペース
(東京都港区赤坂8丁目1番22号 1F)
入場料 無料
内 容 伝統工芸品の展示・販売、若手職人による製作実演・製作体験、スタンプラリーの実施
主 催 東京都、一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会
後 援 東京都伝統工芸品産業団体青年会
出展者 東京都指定伝統工芸品の若手職人
問い合わせ 公益財団法人 東京都中小企業振興公社 城東支社
TEL 03-5680-4631
パンフレット
 目次に戻る

TOKYO職人展 出展者一覧

工芸品名 出展者 写真 プロフィール
東京手描友禅 眞佐壱 手描友禅の世界に入ったきっかけは、近所のデパートで開催されていた友禅染体験会に参加したことから。作業にじっくり取り組む楽しさや、描いた絵柄を身に着けられる喜びにのめり込んだ。より生活に密着するよう、洋装でも持てるバッグや小物等も制作。かつて自分が巡り会ったように、多くの人の日常に友禅を「潜り込ませる」べく奮闘中だ。
東京手描友禅 染め工房
佐和

大地 佐和子
デザインから仕上げまで、糸目糊置き友禅の「もよう」に関わる工程を手掛ける。絵を描く仕事を探す中で縁が巡り、手描友禅の道へ。修業時代に言われた師匠からの言葉「気の入った仕事」をモットーに、「もよう」に願いを込めながら作品づくりに励む。今後は公募展にも積極的に挑戦し、技術や創造力にさらなる磨きをかけていく。
東京手描友禅
染工房たかとり

鷹取 麻利子

大学卒業を目前にしてどうしたらこの世界に入れるか悩んでいたところ、新聞広告で「友禅染の職人募集」を目にして迷わず弟子入り。そこで初めて東京の地場産業であることを知る。心掛けているのは、最初のイメージを最後までブレずに持ち続けること。着物に限らず、白生地に自由に描ける友禅染を身近に楽しめるモノづくりを目指す。
江戸刺繍 廣瀬刺繍店

廣瀬 祥子
子どもの頃から憧れを抱いていたのが「職人」。匠の技に魅了され、自身も職人の道を歩むことに。着物、帯、和装小物などを彩る江戸刺繍は、図案や配色、使う糸の強弱など豊かなイメージが求められる。手間のかかる仕事だが、思い通りに仕上がった時の喜びはひとしお。和装小物を作る機会が多いが、大きな額装も手掛けてみたいと目標を広げている。
東京くみひも 株式会社
桐生堂

羽田 雄治
代々組紐が家業の家に生まれ、ものづくりに触れて育つ。原糸の仕入れから、染め、組み上げまで一貫して行うが、下町・浅草の組紐屋として、江戸の考え方や美学といったものを製品に反映させることを常に心掛けている。従来の組紐とは異なる様々な依頼も増える中、実直に作り手としての腕を磨き、組紐の本質は決して見失わない。
東京くみひも 株式会社
龍工房

福田 隆太
幼い頃から組紐に親しみ、自然な流れで家業を継いだのは、装飾品としてだけでなく伸縮性や堅牢性など、和装の枠にとどまらない可能性を感じたから。紐を組むだけでなく、企画・デザインも自ら行う若き「ハイブリッド職人」は、有名ブランドのインスタレーションを手掛けるなど、江戸前の粋な心と行動力で組紐の世界を広げている。
東京彫金 小川 真之助 自分のことを私ではなく「私達」と言ってしまう。私達とは、先代、先々代を含めてのこと。常に共にあるという思いがある。道具も受け継いできた。「東京彫金」は伝統的な道具である「タガネ」を用いた金属彫刻。彫る模様は花鳥風月にわたり、彫りそのものにも作家性が表れるのが特徴。人の手でしかできない技にこだわり続けている。
東京銀器 有限会社
日伸貴金属

上川 善嗣
江戸の昔から続く銀師(しろがねし)と呼ばれる銀細工職人。銀器作りを家業とする家に生まれ、祖父の膝元で優しく響く金鎚のリズムを聞き、銀師としての心得や職人技に触れてきた。美しさはもちろん、実用的に末永く使える「用の美」は銀器をはじめとする日本の伝統工芸品の真価。それを若い世代にも伝えたいと幅広く活動する。
江戸硝子 東洋
佐々木ガラス
株式会社

大山 宏一
転機は20代後半。自分の進むべき道を模索していた頃、ガラス工場を見学し、ひと目でガラスの柔らかな動きの虜になった。これがガラス職人になったきっかけ。よく悩み、よく考え、準備を重ね、努力が成果となって表れた時にやりがいを感じる。これまでに培ってきた宙吹き技法を駆使し、工芸色の濃い生産ラインを立ち上げ、製造、販売することが夢。
江戸硝子 東洋
佐々木ガラス
株式会社

増田 早紀
吹きガラスの仕事は独特。溶けたガラスは非常に熱く、素手で触ることはできないため、道具を駆使し、息と重力と遠心力で造形する。その作業工程の面白さに魅了され、生涯の仕事に決めた。やりがいを感じるのは、難しい製品であっても作り方の解決策を見い出した時。ハンドメイドならではの魅力をより引き出せるように、技術を磨く努力を惜しまない。
東京額縁 株式会社
富士製額

栗原 大地
美術館や画廊、個人等に向けオーダーメイドの額縁を製作している。学生時代は洋服を作り、デザイナーを目指す。未知の領域のものづくりに魅力を感じ、富士製額に入社。現在は額縁職人として仕上げの作業を担当。額縁は作品を引き立てる黒子役だが、額縁だけを見てもカッコいいものを目指し、自分にしかできない技術・デザインを追求する。
江戸表具 前川 十仁 掛軸、屏風、襖、巻物等の製造から修理、修復、内装仕上げまで、表具師の仕事は多岐にわたる。大正9年創業の店を守っていくため、日々気をつけているのは「自分の失敗で人に迷惑をかけないこと」。代々受け継がれてきた仕事への責任感が伺える。古来からの伝統技術と新たな技術をバランスよく習得しながら、表具の未来を見つめている。
江戸
木目込人形
株式会社
真多呂人形

金林 真一朗
「木目込人形」唯一の正統伝承者の家系に生まれ、幼少のころから人形に囲まれ、人形製作の場で育った。この仕事に携わりたいと思うようになったのは、日本文化や伝統への関わりを深めたかったから。正統がどのように発展すべきかを熟考し、行動するように心掛けている。「培った経験を大切にし、現代でも身近に置きたくなるようなものを作る」が信条。
江戸
木目込人形
株式会社
柿沼人形

柿沼 利光
人形の原型に細い溝を彫り、そこに衣装の生地をはさみ込んで作る「江戸木目込人形」。製造部門の責任者の高齢により家業を継ぎ、節句人形をはじめ、招き猫やトレイといった日常使いできる商品にも取り入れ、「木目込み技法」の可能性を広げている。海外で注目される機会も増え、「KIMEKOMI」を国際的な共通語にするのが夢。
 目次に戻る

TOKYO職人による製作実演

日付 工芸品名 職人名 実演内容
9/30(金) 東京手描友禅 大地 佐和子 下絵付けまたは糸目糊置き
東京額縁 栗原 大地  東京額縁の製作
10/1(土 江戸刺繍 廣瀬 祥子 刺繍の製作
東京彫金 小川 真之助 タガネによる金属彫刻
10/2(日) 東京彫金 小川 真之助 タガネによる金属彫刻
10/3(月) 東京くみひも 羽田 雄治 丸台による羽織紐の製作
東京銀器 上川 善嗣 鍛金加工の実演
10/4(火) 東京手描友禅 鷹取 麻利子 糸目糊置きと友禅色挿し
東京額縁 栗原 大地 東京額縁の製作
10/5(水) 東京手描友禅 眞佐壱 糸目糊置きと友禅色挿し
東京くみひも 福田 隆太 組台を用いた帯締めの製作
江戸木目込人形 柿沼 利光 木目込人形の製作
10/6(木) 東京手描友禅 大地 佐和子 下絵付けまたは糸目糊置き
江戸表具 前川 十仁 古文書等の虫食い穴の補修
 目次に戻る

TOKYO職人による製作体験

体験のご予約は、伝統工芸青山スクエア 電話:03-5785-1301 までご連絡ください。
予約受付は9月20日 11:00からになります。

※感染状況により、営業時間が変更になる場合がございます。
その際、17:00以降の製作体験は中止とさせていただきます。
日付 工芸品名 職人名 商品写真 体験内容 参加費
(税込み)
所要
時間
開始
時間
備考
9/30
(金)
東京くみひも 羽田
雄治
 
  角台による角八津組でブレスレットの作成 3,300円 45~60
①13時
②15時
③17時
各回
2名
まで
江戸
木目込人形
金林
真一朗
  ストラップの製作(毬かハートを選択) 2,200円 30~60
①12時30分
②14時30分
③16時30分
各回
2名
まで
10/1
(土
東京
手描友禅
眞佐壱   糸目糊置きと友禅色挿し 無料
※作品の
持ち帰りは無し
10~30
随時
江戸表具 前川
十仁
  「からくり屏風」の製作 1,100円 30~60
随時
10/2
(日)
東京
手描友禅
大地
佐和子
  糸目糊置きと友禅色挿し 無料
※作品の
持ち帰り
は無し
10~30
随時
江戸硝子 大山
宏一
電動工具を用いたグラス等への模様入れ・名入れ等 3,300円 30分 随時 各回
2名
まで
江戸硝子 増田
早紀
10/3
(月)
東京
手描友禅
鷹取
麻利子
糸目糊置きと友禅の色挿し 無料
※作品の
持ち帰り
は無し
10~30
 
江戸硝子 増田
早紀
電動工具を用いたグラス等への模様入れ・名入れ等 3,300円 30分   各回
2名
まで
10/4
(火)
江戸刺繍 廣瀬
祥子
くるみボタンの製作 くるみボタン
中1500円
大1800円
50~80
①11時30分
②14時15分
③15時30分
④17時    
各回
1回
まで
東京くみひも 福田
隆太
くみひもミサンガの製作 3,300円 45分 ①11時30分
②17時    
10/5
(水)

江戸硝子 大山
宏一
電動工具を用いたグラス等への模様入れ・名入れ等
3,300円
 
30分


 
各回
2名
まで
10/6
(木)
東京銀器 上川
善嗣
純銀アイススプーンの製作 7.700円 30~60
①11時
②14時
③17時
10名
/日
江戸
木目込人形
柿沼
利光
木目込みトレイの製作 10,000円 90分 ①13時30分
②15時30分
10名
/日 

 目次に戻る

スタンプラリー開催

会場で「職人と話す」「実演を見学する」「製作体験をする」いずれかでスタンプをゲット! 3つ集めて記念品をもらっちゃおう! ※数に限りがございます。

 目次に戻る
□ 問い合わせ先 □
城東支社
TEL:03-5680-4631