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TOKYO逸品:「澄ーSUMI-」
型くずれしないプロが選んだ抗菌・消臭スーツハンガー

「これを待っていた人が存在する」から

 ハンガーを作り始めたのは、昭和30年代の前半だそうです。昭和50年代の半ばには、写真のようなデザインが完成をみた。それが東京ハンガーの基本形となり、いまに続くと聞きました。
 見るからに、衣類の姿を守ってくれそうなハンガーです。
 まず、背中が当たる側の反り具合。次に、肩ラインの角度。そして、肩ラインの左右両端の厚み。この3点が肝要らしい。
 誰もがその名を知るような都内老舗テーラーに、同社がハンガーを納め続けるなかで、20年ほどかけてお互いに話し合いながら、この形にたどり着いたといいます。
 ハンガーに求められる最も大事な要素は「衣服の肩ラインが崩れないこと」だと社長は断言します。「洋服ってものは、肩ラインがきちんとしてさえすれば、何年でも着られますよ」
 こういう時代です。アパレル企業や名門テーラーに納品するだけではなく、自社ブランドの展開にも力を注ぎ始めました。
 9月に発売した「澄-SUMI-」という商品では、衣類の消臭と抗菌の効果をうたっています。試行錯誤のすえに亜鉛系の粉末を採用し、ウレタン系の塗料に混ぜ、ハンガーに塗った商品。
 家電メーカーが出している脱臭ハンガーと違って、こちらは電源が要らず、ただ服をかけておけばいいだけですね。こういう商品を密かに待っていた人、実は多いんじゃないでしょうか。

商品情報

商 品 名 澄ーSUMI-
企 業 名 東京ハンガー株式会社(東京都墨田区)
WEBサイト https://www.tokyo-hanger.com/no880/index.html

語り手

北村 森(キタムラ モリ)

1966年生まれ。「日経トレンディ」編集長を経て独立。
消費トレンド分析、商品テストを専門領域に活動。
サイバー大学IT総合学部教授(地域マーケティング論)。

SNS:https://www.facebook.com/mori.kitamura/
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