トップ > 公社の制作物・発刊物・冊子 > Tokyo BizBeat > TOKYO逸品_5月_47都道府県 幻のフルーツチョコレート

TOKYO逸品_5月_47都道府県 幻のフルーツチョコレート

 都内中小企業が生み出した商品にスポットライトを当て、その魅力や開発ストーリーをご紹介します。興味を惹かれる商品がありましたら、一度、各企業のWEBサイトをご訪問ください。(毎月更新)

47都道府県 幻のフルーツチョコレート
「47都道府県コンプリート」を目指して

地域の果実を順にフィーチャー

47都道府県 幻のフルーツチョコレート
「47都道府県コンプリート」を目指して

 大手食品メーカーでは時折あります。「47都道府県の食材をコンプリートする(すべて揃える)商品」を開発する事例が…。もちろん相当な手間ですし、シリーズとしてくまなく成立させるのも大変です。で、今回は大手どころではなく、ちいさなベンチャー企業がそれに挑んでいる、という稀有な話です。
 テーマは、果物とチョコレート。かつて流通企業に勤務し、海外赴任経験もある男性が起業して商品づくりに挑んでいます。
動機は2つ。「まず、学生のころにパティシエ希望だったこと。次に、海外に日本好きを増やしたい、それもそれぞれの地域のファンを、と考えたこと」でした。ああ、だから47都道府県なのですね。国内には、あらゆる地に魅力的な果物があります。そこに着目した結果のフルーツチョコレート開発だったそう。
 第一号商品は2021年発売で、現在は10アイテムまできました。熊本の不知火、愛媛の河内晩柑といったラインナップです。
 47都道府県の完遂には、まだ道なかば。「やりきれると思います。あと5年というのが目標」。百貨店のイベントに招かれたり、食のセレクトショップが全店で採用してくれたりと、感触を掴み始めています。インバウンドがまとめ買いする姿も見られるほか、輸出に向けてアジア各地との商談も進行中。
 目標を最初に高く掲げた、その成果といえるかもしれません。

「47都道府県コンプリート」を目指して

商品情報

商品名 47都道府県 幻のフルーツチョコレート
企業名 株式会社HITOKUCHI
WEBサイト https://hitokuchi.co.jp/別タブで開く

語り手

北村 森(キタムラ モリ) 氏

1966年生まれ。「日経トレンディ」編集長を経て独立。
消費トレンド分析、商品テストを専門領域に活動。
サイバー大学IT総合学部教授(地域マーケティング論)。

SNS:https://www.facebook.com/mori.kitamura/別タブで開く

□ 問い合わせ先 □
企画管理部 企画課
TEL:03-3251-7897
E-mail:kikaku【AT】tokyo-kosha.or.jp
※迷惑メール対策のため、「@」を【AT】としています。