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TOKYO逸品_6月_MEDIFLA(メディフラ)理化学ガラスの花瓶に込めた思いとは?

 都内中小企業が生み出した商品にスポットライトを当て、その魅力や開発ストーリーをご紹介します。興味を惹かれる商品がありましたら、一度、各企業のWEBサイトをご訪問ください。(毎月更新)

MEDIFLA(メディフラ)
理化学ガラスの花瓶に込めた思いとは?

誰もが花に親しめる逸品

MEDIFLA(メディフラ)
理化学ガラスの花瓶に込めた思いとは?

 国内外で活躍するフラワーアーティスト・川崎景太さんと、理化学ガラスクリエーターの田村竜一さんの協業によって生まれたのが、美しく、一度見ると記憶に刻まれそうな姿の花瓶。
 理化学ガラスというのは、ビーカーや試験管に用いる素材です。実験に使うものだから、熱に強くて耐久性があり、透明度も高い。江東区の町工場で現場を目にした川崎さんは驚きました。「ビーカーたちは一個ずつ手づくりなんです。型があるのではなくて、吹いたり旋盤にかけたり…。日本の職人技です」。
 その持ち味を花瓶に生かしたいと告げたら、職人さんたちは「考えもしなかった」と、これまた驚いていたそうです。
 で、ここからが大事なところです。「花瓶そのものはすでに世の中に多く存在しています。では、花瓶とはそもそもどうあるべきか。そこから考えました」と川崎さんは振り返ります。
人間本位ではなくて花本位である花瓶、つまり「花が喜ぶかたちを探ろう」と川崎さんは提案します。それは「小花や野草が似合うかたち」。豪華絢爛な花でなくても映える花瓶です。
 そして完成したのは…。「花をいけたことのない人が使ってもちゃんと成立する花瓶」でした。ああ、確かにそうですね。
可憐な花をすっと差すだけで絵になります。花本位の花瓶は同時に結果として、人にもうれしい存在になったという話です。

理化学ガラスの花瓶に込めた思いとは?

商品情報

商品名 MEDIFLA(メディフラ)
企業名 株式会社KTION
WEBサイト https://kfd.keitakawasaki.net/別タブで開く

語り手

北村 森(キタムラ モリ) 氏

1966年生まれ。「日経トレンディ」編集長を経て独立。
消費トレンド分析、商品テストを専門領域に活動。
サイバー大学IT総合学部教授(地域マーケティング論)。

SNS:https://www.facebook.com/mori.kitamura/別タブで開く

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