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TOKYO逸品 ~企業が歩んだ物語~

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 都内中小企業が生み出した商品にスポットライトを当て、その魅力や開発ストーリーをご紹介します。興味を惹かれる商品がありましたら、一度、各企業のWebサイトをご訪問ください。(毎月更新)

norabow(のらぼう)
歯科医師が、地元の力を信じて醸すワイン

多摩発、気鋭のワイナリー

norabow(のらぼう)
多摩発、気鋭のワイナリー Vineyard TAMA

 あきる野市の丘陵地帯に、自社畑を有するちいさなワイナリーがあります。ここを立ち上げ、運営するのは地元の歯科医師です。2010年ごろから農家さんとともにブドウを育て始め、まずは外部に委託醸造を頼み、2018年にはワイナリーを創設。
「もともとこの一帯は、半世紀ほど前にはブドウ畑があったんです」といいます。扇状地であり、土地質は栽培に向いている。流れる風もまたいい。つまり、このVineyard TAMAのテロワール(栽培環境)には、みるべきものがあるのですね。
 それにしても…。仕事の傍らでワイナリーを創設するのは相当に大変だったはずです。「畑を借りるにも面接がありますし、外部醸造ではなく、みずからの手でワインを醸す施設をつくるのも大きな決断でした」。地元や社会への貢献は最初からのテーマでしたから、その段階で「腹をくくった」そうです。
 醸造責任者をスカウトし、酒造免許を取り、さらにブドウの作付面積を少しずつ地道に増やし続け、ショップを併設した洒脱な醸造拠点を畑のすぐ脇に構えるにいたりました。
 norabow(のらぼう)と名づけたワインは、地域の福祉施設と連携して完成した渾身作です。畑作業のほか、ボトルに掛かる木製のチャームづくりにも携わってもらっていると聞きます。
 売上高、利益とも伸長しているそう。見事な話と思います。

多摩発、気鋭のワイナリー Vineyard TAMA

商品情報

商品名 norabow(のらぼう)
企業名 Vineyard TAMA
Webサイト https://vineyardtama.com/別タブで開く

語り手

北村 森(キタムラ モリ) 氏

1966年生まれ。「日経トレンディ」編集長を経て独立。
消費トレンド分析、商品テストを専門領域に活動。
サイバー大学IT総合学部教授(地域マーケティング論)。

SNS:https://www.facebook.com/mori.kitamura/別タブで開く

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