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TOKYO逸品 ~企業が歩んだ物語~

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 都内中小企業が生み出した商品にスポットライトを当て、その魅力や開発ストーリーをご紹介します。興味を惹かれる商品がありましたら、一度、各企業のWebサイトをご訪問ください。(毎月更新)

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心が躍るギフトボックス

みずからの強みを未開拓の領域で生かす

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心が躍るギフトボックス 

 そのキャッチコピーは「子ども史上最高のプレゼント体験」。
簡単に組み立てられる、宝箱のようなかたちをした紙製ギフトボックスです。この中にプレゼントを収めて、それを子どもにあげるだけではなくて、もうちょっと凝っています。商品にはこれまた紙製のカギが付いています。そのカギでギフトボックスの蓋をあけるという趣向。カギを子どもに手渡してもいいし、家のどこかに隠して、カギのありかを探してもらうのも面白い。
 2023年の発売以来、当初の予測を大きく超える売れ行きだそうですが、それも納得です。子どもになにかを贈る時間そのものまでをも、家族や仲間で一緒に楽しめる商品ですから…。
 開発したのは玩具メーカーか。違います。POPやディスプレイなどの販促ツールを長らく企画生産してきた企業が、自社ブランドとして立案した結果のヒットでした。つまりは「商品を演出して第三者に伝えるプロフェッショナル」による渾身の作。
 担当者はいいます。「販促ツールの要諦は『お客さんを驚かせること』にあり、私たちの技術は『商品を手にされるまでの時間を創出すること』にほかならない。その強みを生かした」。
 同社の売り上げの99%は企業向けでしたが、この新商品を開発。すると、一般消費者はもちろん、お菓子業界やテーマパークからの発注まで相次ぐという想定外の反響を呼んだのでした。

心が躍るギフトボックス 

商品情報

商品名 giftool(ギフトゥール)
企業名 株式会社東具
Webサイト https://www.togu.co.jp/giftool/別タブで開く

語り手

北村 森(キタムラ モリ) 氏

1966年生まれ。「日経トレンディ」編集長を経て独立。
消費トレンド分析、商品テストを専門領域に活動。
サイバー大学IT総合学部教授(地域マーケティング論)。

SNS:https://www.facebook.com/mori.kitamura/別タブで開く

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TEL:03-3251-7897
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