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TOKYO逸品 ~企業が歩んだ物語~

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 都内中小企業が生み出した商品にスポットライトを当て、その魅力や開発ストーリーをご紹介します。興味を惹かれる商品がありましたら、一度、各企業のWebサイトをご訪問ください。(毎月更新)

最新号:北斎アロハ
職人が精緻なプリントを…

このアロハ、いくつもの“必然性”がある

北斎アロハ
職人が精緻なプリントを…

 葛飾北斎の『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』を昇華転写という技術でプリントしたアロハです。3万円近い価格ながら、成田空港で1日に1着は確実に売れているらしい。
 インバウンド需要の高まりにはまった商品か、と片づける話ではないと思います。そこに明らかな必然性があるからです。
 まず、製造元は北斎生誕の地に位置します。「すみだ北斎美術館」は社屋のすぐそばで、このアロハにプリントされているのは同館所蔵の作品。必然性はまだあります。この会社はもともと衣類への精緻なプリントが主業で、実力派の職人が10人揃っているといいます。自社のオリジナル商品を開発するにあたって、満を持して北斎作品のプリントに挑む決断をしたそう。
 素材はポリエステルの丹後ちりめん。行き場のないB級品を生かしてほしいと、京都府の職員から相談を受けた結果です。
 プリントに際しては、元の作品のシミなどをそのまま残しています。アロハは2種。前述の「すみだ北斎美術館」所蔵作品のほか、米国「メトロポリタン美術館」所蔵の同じ作品をプリントしたアロハも販売。両者を見比べると、細部の色味が異なるのもまた面白い。プリント職人の矜持が伝わってもきます。
 このアロハ、ハンガーにかけて飾ったときに作品が美しく映えるようデザインしたと聞きました。それも心憎い話ですね。

職人が精緻なプリントを…

商品情報

商品名 北斎アロハ
企業名 株式会社エー・ディー・ピー
Webサイト https://a-d-p.co.jp/別タブで開く

語り手

北村 森(キタムラ モリ) 氏

北村 森(キタムラ モリ) 氏


1966年生まれ。「日経トレンディ」編集長を経て独立。
消費トレンド分析、商品テストを専門領域に活動。
サイバー大学IT総合学部教授(地域マーケティング論)。

SNS:https://www.facebook.com/mori.kitamura/別タブで開く

北村 森(キタムラ モリ) 氏

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