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第3回 医療機器産業参入促進助成事業助成金
助成対象事業が決定しました。

公社では、都内ものづくり中小企業の医療機器産業への参入に向けて、医療機器製販企業等とのマッチング実施に引き続く支援として製品開発に係る経費の一部を助成する「医療機器産業参入促進助成事業」を行なっています。

この度、第3回の募集に係る助成対象事業として6事業を決定しましたのでお知らせします。

決定した事業に取り組む中小企業等には、最長5年にわたり事業に要する経費の一部を助成するほか、プロジェクトマネージャーが開発着手から事業化までを一貫して、きめ細かくサポートしていきます。

助成事業の内容

No. 事業者名(50音順) 概 要
1 アコマ医科工業株式会社
【文京区】
●事業テーマ
麻酔器搭載型電子気化器の開発
●内容
吸入麻酔器で使用される麻酔薬には気化器を用いるが、麻酔薬を自然気化させる従来の方式では使用できない薬液がある。そのため専用の電子制御された気化器が必要となる。しかし、現状では外国からの輸入製品のみであり、日本国内では生産されていない。本開発では国内製の、現行麻酔器にも搭載可能なスタンドアローン型電子気化器の開発を行う。
●URL:https://www.acoma.com/別タブで開く
2 伊藤超短波株式会社
【練馬区】
H2L株式会社
【江東区】
●事業テーマ
麻痺手用セルフトレーニング機器の開発
●内容

現在活用されている麻痺上肢用リハビリテーション機器は、設定に専門家の知識が必要であり、時間も要するが、本研究では、初期設定が簡単に短時間で行える上肢用のリハビリテーション機器の開発を行う。
●URL:http://www.itolator.co.jp/別タブで開く(伊藤超短波株式会社)
http://h2l.jp/別タブで開く(H2L株式会社)
3 株式会社エーワンテクニカ
【葛飾区】
●事業テーマ
気管挿管ミスを即検知する補助器具の開発
●内容

本研究開発では、緊急時または手術時における気管挿管を補助する「気管挿管補助器具」を開発する。気管挿管補助器具は、気管挿管で間違った挿管(食道挿管)が行われた際は、酸素流が逆流することによって、笛が鳴り続ける仕組みとなっている。これにより、医療者は挿管ミスをした場合に即座に気づくことができ、気管挿管を迅速かつ安全に行うことが可能になる。
●URL:http://a1tec.co.jp/別タブで開く
4 株式会社スペースビジョン
【中央区】
●事業テーマ
次世代側弯症検診システムの試作開発
●内容

3D側弯検診システムを開発する。本研究開発では、通常の照明環境下でも計測でき、専用機化により低価格化した3D背面スキャナーと、脊椎形状の推定・評価機能や、医師に脊椎側弯症の有無及び側弯の程度評価結果を提示する機能、研究開発者、医師、検診事業者らが利用するデータ管理システム等を開発する。
●URL:http://www.spacevision.tokyo/別タブで開く
5 株式会社メルティンMMI
【渋谷区】
●事業テーマ
筋電による嚥下状態の可視化デバイスの開発
●内容

肺炎など生死に関わる疾患の原因ともなる摂食嚥下障害に対し、生体信号により嚥下状態を可視化するデバイスを開発する。従来はX線などを用いて嚥下の状態を診断していたが、装置が大掛かりで手軽な診断が困難であった。生体信号を用いた診断補助装置では、センサを喉付近に取り付けるだけで、嚥下の際の動きを可視化し、医師による診断をサポートする。
●URL:http://meltin.jp/別タブで開く
6 ライフサイエンスコンピューティング株式会社
【豊島区】
●事業テーマ
口腔内組織を同定する口内法X線撮影装置
●内容

本開発において、新たにフォトンカウンティング型X線検出器を製作し、それを用いて被写体の顎骨を透過したX線のエネルギーを分析することで、顎骨の骨密度(骨量)と、実効原子番号(骨質)を正確かつ簡便に求めることが可能となる。実行原子番号を新しい指標として加え、骨密度のみならず、骨質に関する指標を提示することで、更に診断精度を上げることが可能となる。
●URL:https://www.lscc.co.jp/別タブで開く

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