スポーツ教育をサポートし、
子どもたちとコーチの架け橋に

リサーチコーディネート株式会社

会社情報

リサーチコーディネート株式会社

オープンイノベーションや地域・社会の課題解決、研究成果実用化のための支援を行い、学術研究の実用化に関する事業を展開。2018年よりAI技術を活用した動作分析サービスを開始。人、動物、植物、車、機械など、どんな被写体の動きでも画像や映像のみで分析が可能。現在は動作分析に加え、表情分析、音声分析などへ分析の対象を拡大。アプリ開発やクラウド開発なども含みAI開発のワンストップサービスを提供。
住所:東京都新宿区西新宿1-20-3 西新宿高木ビル8F
URL:https://www.research-coordinate.co.jp/

代表者情報

代表取締役/橋本 雅史 東京都医学総合研究所で博士として勤務。獣医師としても活躍。大学・研究機関にて医学系の基礎研究に従事した後、2017年、研究支援事業を創業。2018年リサーチコーディネート株式会社として法人化。

『SpoGasha(スポガシャ)』のサービスを提供開始

『SpoGasha(スポガシャ)』はスポーツ教育をサポートするwebアプリケーションです。

運動している様子を動画で撮影し投稿すると、専門家の技術ノウハウが詰まったAI(以下、コーチAI)が、動画の動きを分析し、上達するためのアドバイスが受けられます。

子どもたちの運動上達を支援するサービスですが、アスリートやコーチ、研究者など、スポーツ指導者やスポーツ関連事業者も支援できる仕組みも兼ね備えています。

いつでも、どこでも、簡単に上達のアドバイスを受けられる

スマホで10秒の動画を送るだけの簡単操作で、いつでも、どこでも、誰でもコーチAIから運動上達のアドバイスが無料で受けられます。

また、アドバイス以外にも得点が表示されるため、前回の得点と比較して上達度合を見ることができます。

専門家も認めるエビデンスに基づいたアドバイス

コーチとなるスポーツの分野の方々だけでなく、医師や理学療法師といった医療分野における専門家の方々の監修のもと、コーチAIを開発しました。

『SpoGasha(スポガシャ)』は、関節角度等を分析していますが、これらの分析方法は医師や理学療法師の専門知識をもとに開発しているため、アドバイスにしっかりと根拠があり、専門家の方から見ても納得できる分析方法を構築しております。このようなエビデンスに基づいたアドバイスができるため、上達に繋がりやすいです。

コーチと生徒の新たな出会いの場を提供

『SpoGasha(スポガシャ)』では、体験指導を提供したいコーチや専門家の方々が考案された運動プロジェクトを募っております。

募った運動プロジェクトは、スポガシャのプラットフォーム上に掲載させていただき、スポガシャのスタッフが指導ノウハウのAI化をサポートいたします。

また、運動プロジェクトを受けたユーザーから、さらに学びたいと思ってもらえた場合は、コーチや専門家に直接連絡をして本格指導を受けることができますので、新しい生徒さんとの出会いの場としても活用いただけます。

また、このプラットフォームを自身の事業でも使いたいのであれば、OEMで対応することもできます。

サービス開発のきっかけ

コロナ禍になり、お役様の研究開発が中止や延期、縮小となる案件が多く発生しました。また、対面での営業活動も思うようにできなくなってしまい新規顧客開拓ができない状況でした。

このような状況下の中、大学の先生やリハビリ現場の方から、「スマホで撮影した映像の解析結果をその場ですぐに見たい」とのご要望を受け、当社としてもそういった技術を整えていく必要があると判断したため、本サービスを開発するに決めました。

お客様やパートナーになった方の紹介を受け、短い期間でシステムの構築ができた

本支援事業では、コーディネーターの方から様々な支援を頂きました。その中でも特に効果が大きかったのは、実際にお客様になった方と本サービスに興味を持ってくれた大学の先生をご紹介して頂いたことです。大学の先生は今後コンテンツを提供して頂ける予定になっています。

今まではなかなか外に出てビジネス的にアピールすることや、ビジネスモデルを考えるということができなかったので、ご支援いただき本当に良かったと感じています。

また、サービス開発のスケジュールについても定期的に確認して頂けたこともあり、短期間で一つのサービスを作り上げることができました。

知識も蓄積されてクラウド開発の技術も取得

今回のサービス開発において、ウェブページやシステムの作成、広告など、これまで取り組んだことがなかったことが多くありました。

また、これまでの受託開発はBtoB 向けでしたが、今回はBtoC向けの自社開発のため、慣れないことや未経験なことを同時進行していく必要があったため、作業のスケジュール管理には苦労しました。そもそも作業の流れがわからなかったため、どのタイミングでどういったことをしなければいけないかわからなかったため、今回の取組みで経験を積みノウハウを蓄積することができました。

今回やったことはとても新鮮でした。当初は外部に委託していたクラウド開発でも、意外と自分たちでもできるのではないかと思いました。そこから技術を蓄積できたので、今では自社でサービス提供ができるようにもなりました。一つのシステムを作るための全体も見渡せられるようになりました。

これからのビジョン

『SpoGasha(スポガシャ)』はスポーツ教育支援のプラットフォームですが、技術開発・価値創造の場としても活用していきたいです。また、海外に向けて日本文化を発信したり、逆に海外の文化を日本に取り入れたりもできればと考えています。

会社としては、従来のビジネスモデルにこだわらず、良いものを積極的に取り入れていきたいです。特に、海外市場から良い技術は積極的に取り入れたいです。

そして共創によって独自の価値を生み出し、国際化・社会活動・若手活躍という観点において成長していきます。

ご支援させていただいたコーディネータより

「スポガシャ」事業は、「クラウドAI動作解析」という最先端技術を一般の人たちにも使えるようにしたいというご経営者様の意欲から生まれました。

支援開始時には、技術をどのような事業にするかについて、まだイメージが曖昧でしたが、定期的なミーティングを重ねるうちに徐々に方向性やビジネスモデルが定まっていきました。最先端技術をお持ちの一方で、コンシューマー向けのサービス構築は初めてでいらっしゃったため、支援においてはマーケティングの視点を提供するように心がけました。

また、登録専門家はもちろん、自分自身の様々なネットワークを利用して、ご経営者様の必要とする人材を探し紹介することにも力を注ぎました。

「スポガシャ」は社会貢献的な事業であり、今後、新時代のサービスエコシステムの一端を担うビジネスモデルでもあります。ご経営者様の落ち着いた人柄や社会貢献意欲がますますの事業発展に繋がることと信じています。