違反リスク低減に、人材のコンプライアンス対応力向上を。
いつでもどこでも何度でも学べる
「美容・健康系薬事商材広告法務」オンライン講座 株式会社フィデス

違反リスク低減に、人材のコンプライアンス対応力向上を。いつでもどこでも何度でも学べる「美容・健康系薬事商材広告法務」オンライン講座

今回開発したサービス

オンラインで学ぶ美容・健康系商材広告のコンプライアンス

株式会社フィデスは、消費者に信頼され支持されるネット通販事業のために、消費生活アドバイザーによる広告コンプライアンスと顧客対応改善をサポートしている会社です。
設立15周年となる2024年に向けて、2023年11月に「化粧品」、「健康食品」、「美容・健康系雑貨」広告の法令順守学習サービス『フィデスの美・健広告法務オンライン講座』を開設しました。

広告法規制強化が続く中、行政処分による企業名公表、課徴金やSNSの炎上など、広告管理の不徹底は事業への多大な損失につながります。特に美・健商材広告では、令和4年度の景表法措置命令件数の3分の1を占め、サプリメントのインスタグラム投稿を違反対象とした措置命令2社に対して、1億3660万円の課徴金が科せられています。今や事業規模を問わず、企業の広告コンプライアンス対応は喫緊の課題となっています。

本講座は、違反リスク低減に向けて、法律を単に「知っている」から、実務において自ら「判断」し、「活用」できるまでの人材のコンプライアンス対応力向上を図るために開発されました。

オンラインで学ぶ美容・健康系商材広告のコンプライアンス

サービスのポイント

豊富な事例、演習、テストなど、違反リスク判断力が身につく

法律の勉強というと、とかく難しく感じられがちです。
フィデスの美・健広告法務オンライン講座では、ルールの背景や具体的な事例による解説で、ベースとなる法規制の考え方(どのような理由で、何を規制しているのか)を分かりやすく解説しています。また、過去の処分事案について、どこが問題となったのか、何に気をつけるべきかといった視点で解説しています。

さらに、実際の広告事例による「演習」や「理解度チェックテスト」で、違反リスク判断力が身につくプログラムとなっています。
また、薬機法、健康増進法、景品表示法、特定商取引法と複数の法律が絡み合う広告法規制をワンストップで、体系的、網羅的に学べる講座ラインナップとなっています。

豊富な事例、演習、テストなど、違反リスク判断力が身につく

学習しやすく実用的なeラーニング形式

解説動画やテキスト類のオンデマンド配信により、いつでもどこでも何度でも学べるサービスとなっています。
新サービス公開時点で開講した講座は、「広告法規制ルールと誤認表示規制講座」、「デジタル広告規制講座」、「化粧品・雑貨広告規制講座」、「健康食品広告規制講座」の4講座です。

1つの講座は1時間半~3時間半とボリュームがありますが、オンラインセミナーと異なり、隙間時間を活用して飽きずに学べるよう、1コマ10~30分区切りのeラーニング形式にしました。また、知りたいところをピンポイントで見返すことができるため、受講後も効率よく復習や、実務でのチェックに活用できます。

学習しやすく実用的なeラーニング形式

受講者に寄り添うオンライン相談対応

一方向での講座受講に留まらず、視聴期間中は、講座内容の質問を随時メールで受け付けています。また、無料オンライン相談により、個別具体的なお悩みへのアドバイスも行います。
オンライン受講においても、対面受講と比較して遜色なく、きめ細やかにフォローアップしております。
※メール質問は全講座対応。
無料オンライン相談(30分×1回)はコース受講及び全講座受け放題のみ対応。

受講者に寄り添うオンライン相談対応

サービス開発のきっかけ

薬機法や景表法、健康増進法といった広告法令順守においては、広告制作の現場だけでなく、マーケティング、商品開発、品質保証、消費者及び顧客対応、コンプライアンス部門など全社的な取り組みが求められます。
違反リスクを低減し、消費者に信頼される事業者と認められるためには、広告コンプライアンスに関する人材育成が非常に重要であると、フィデス設立当初より感じており、時間や場所の制約なく学習できるオンライン講座サービスの展開に関心を寄せていました。
昨今、広告法規制対策としては、AIによる広告チェックサービスも登場し、その正確性を見極め判断する「人」のスキルが一層重要となっています。
そこで、コロナ禍を経て、リモートワークやオンラインセミナーが社会に浸透する中、今こそチャレンジしようと、本事業に応募し、『フィデスの美・健広告法務オンライン講座』事業を採択いただきました。

開発期間中の振り返り

初めての試みでの苦労が、すべて今後の糧に

今回の事業は全てが初めての試みであったことから、どの工程においても非常に苦労しました。講座の動画収録・配信においては、マイクや照明器具など機材の選定をはじめ、システムの選定のための情報収集、また、オンライン講座を販売するためのeラーニングシステム選定では、複数のシステムの機能検証など、専門分野ではない作業に準備段階から手探りでした。

また、実際の講座収録においても、セミナーで話をするのとは異なり、間違えないように予め台詞をすべて書き出し、何度も練習する必要があり、やってみると思いのほか時間と労力を費やすことが分かりました。

講座公開にあたってのプレスリリースの配信も初めてでしたが、原稿作成からメディアリスト作成、効果的な配信方法についてなど、ノウハウに関する情報収集を行いつつ、知人の広報の専門家にアドバイスを受けながら学ぶことができました。
これらすべての経験が、糧となり、今後に生かすことができそうです。

公社のハンズオン支援に新規事業を後押ししてもらえました

これまで自社の事業をひとりでやってきたため、事業の中身をわかっている第三者から客観的な意見やアドバイスを受けたことがありませんでした。その意味で、今回の開発業務において、公社のコーディネーターによるハンズオン支援は助けとなりました。
開発途中で遭遇する様々な選択のための情報収集の協力やアドバイスが得られたり、収録動画のチェック、プレスリリース原稿へのフィードバックなど、様々な相談に乗っていただきました。また、自社のサービスの強みなど客観的な評価を聞くことができ、マーケティングの指標となりました。

これからのビジョン

今後の講座展開として、広告のエビデンスや管理実務のための「不実証広告規制対策」や、景表法26条「事業者が講ずべき景品類の提供及び表示の管理上の措置についての指針」に基づく「広告管理体制構築」に関する講座など、更なるコンテンツ開発を計画しています。
また、最新の法規制動向や、耳目を集めた事案の解説等、情報アップデートも行っていきます。

本講座を社内のスタッフの方々に継続してご利用いただき、日常的な業務でのコンプライアンスの意識づけにつなげていただけるようコンテンツやサービスの充実に努めてまいります。

そして、フィデスが、企業のコンプライアンスに関するお悩みの身近な相談相手として、信頼されるパートナーとなれることを願っています。

会社情報

社名 株式会社フィデス
所在地 東京都江戸川区春江町3-27-2
代表者 代表取締役社長 久保 京子
URL FIDES 広告コンプライアンス・CS改善 https://compliance-ad.jp/
フィデスの美・健広告法務オンライン講座 https://compliance-ad.jp/on-line/

事業内容
ECサイトの運営・広告表記コンサルティング ・顧客対応コンサルティング

消費者庁が創設された2009年の設立から、消費生活アドバイザーとして事業における顧客との長期的な信頼関係を築く、広告表示と顧客対応コンサルティングを行っている。

代表者情報

久保 京子

久保 京子
慶応義塾大学卒業後、花王(株)にて家庭用消費財におけるマーケティングリサーチ業務、サンウェーブ工業(株)(現(株)LIXIL)にて商品企画、販売戦略立案などに携わる。
1998年Webマーケティング会社を起業。2007年消費生活アドバイザーとして、(財)日本産業協会にて経済産業省委託事業「電子商取引モニタリング調査」に携わったことを契機にネットショップのコンプライアンス及びCS向上推進に傾注。

2009年「株式会社フィデス」を設立。中小~大手企業に対し、法令順守の広告戦略、広告法務コンサルティング、社員教育を手がける。一般消費者目線を重視し、法令遵守のその先を目指す顧客満足度向上、お客様との長期的な信頼関係を築くコミュニケーションをサポートしている。