よくある質問

SDGsについてよく寄せられる疑問をQ&A形式でご紹介します。実際に取り組む際の参考にしてください。

SDGsの目標には、まずどれから取り組めばよいですか?

SDGsは大きく、「環境」「社会」「経済」にジャンル分けされます。自社の事業と最も関係が深そうな目標から取り組んでみましょう。また、いきなり新事業を考えるのではなく、まずは既存の事業の可能性を掘り下げることから始めるとスムーズに活動に取り組めます。

SDGsの推進担当に選ばれたのですが、何から手をつければよいですか?

まずは同じ業界の動向を調べてみましょう。同業他社の取り組みにはヒントになることが たくさんあるはずです。担当者1人ではなく、企業全体でSDGsを学べる体制を作りましょう。

SDGsの取り組みには認証が必要ですか?

SDGsは自発的な取り組みを促すもので、自社のペースで自由に進めることができるのがその魅力です。ただし、取り組んでいるフリをしないこと見せかけだけでは逆にイメージダウンになるので、誠実かつ正直な姿勢が求められます。

SDGsの実践に有効だといわれる「バックキャスティング」とはどんなものですか?

バックキャスティングとは、未来のあるべき姿をイメージして、未来を起点に解決策を見つけるための思考法のことです。長期的な目標の実現や、現在の延長線上で考えるだけでは答えが出せないような場面で効果的とされています。実現の時期や可能性を気にせず目標達成には何が必要かを洗い出し、実現できない理由等を整理していくことで、進むべき方向を明らかにします。

SDGs活動が外部からあまり理解されていないようなのですが、どうすれば広く知ってもらえるようになるでしょうか?

SDGs活動を開始したら積極的に「SDGs宣言」をし、ステークホルダー(顧客・取引先・融資を受ける金融機関等)に周知していきましょう。具体的には下記のような方法があります。
① 経営方針や経営戦略として発信
中長期の経営戦略としてSDGsを位置づけ、目的や取り組みをホームページやパンフレットなどで発信する。
② 自社の商品やサービス
自社の商品やサービスがどのようにSDGs達成に寄与しているかを明確にし、顧客や取引先に知ってもらう。また、例えば「フェアトレード認証ラベル」等を取得し活用するのも有効。
③ SDGsのバッジ、ロゴマークの利用
SDGsのバッジや名刺にロゴをつけるなど、自社がSDGsに取り組んでいることを伝える。