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「東京シニアビジネスグランプリ」は定年退職後等の選択肢として起業を普及促進する事を目的に、
東京都内で起業を目指すまたは東京都内で起業後5年以内の55歳以上を対象としたビジネスプランコンテストです。
今年度は「新しい道がある、55歳からの挑戦」をテーマに開催。総勢68名のエントリーをいただきました。
書類審査、面接審査を経てファイナリスト10名を選出し、令和5年2月5日(日)に「東京シニアビジネスグランプリ・ファイナル」
を会場観覧とオンライン配信のハイブリッドにて開催しました。
宇宙への夢と道を持たせるロケット事業
ミドル世代男性へのニットジャケットD2C
立体感で閲覧意欲を喚起するウェブサービス
オーディエンス賞は会場およびオンライン配信に
ご参加の皆様の投票により決定いたしました
ミドル世代男性へのニットジャケットD2C
審査員を代表しまして講評をさせていただきます。
まずは10名のファイナリストの皆様方、昨年の8月からビジネスプランの募集が始まり、書類審査、面接審査を経て、ここまで10名に選ばれただけでも素晴らしいことだと思います。どうぞ自信を持っていただきたいですし、 10名のファイナリストの皆様全員におめでとうとお伝えしたいと存じます。さらに、ここに至るまでのプロセスの間に、ご家族、ご友人、ご指導していただいた方々、TOKYO創業ステーションでコーチングをされた先生方もいると思います。ご支援された皆様にも改めて敬意を表したいと思います。
今回、5名の審査員で審査をさせていただきました。経営のビジョン、顧客をどのぐらい理解しご提案されているか、計画の妥当性、あるいはプレゼン力などを総合的に見まして、審査員一人ひとりが、これであれば最優秀賞、あるいは優秀賞に相応しいと思ったプランにそれぞれ票を出した後、ディスカッションを行った上で、受賞者を決めさせていただきました。
審査はいつも大変難しく、皆様のこれまでのご経験や思いが凝縮され、積み重なったものがいわばクリスタライズしたビジネスプランですから、どれも素晴らしく、今日は関係者に何回も「賞の数を増やせませんか」という話もしたわけです。ただ各賞につきましてはこのような結論に至りました。
さて、奨励賞は、宇佐美真さんです。おめでとうございます。宇佐美さんはこれまでソニー、QDレーザ、リコーといった世界屈指の技術ベースの会社にお勤めになられ、ガラクーダという会社を創業され、自ら出願された立体サムネイルの技術を使って、新しいWebの世界・Webコンサルティングの世界を築かれようとしています。
大変素晴らしい事業だと思います。奨励賞とする意味合いがあるとすれば、2023年の10月にサービスインされるということで、今の事業展開や立体サムネ技術がどこで一番大きな収益を生み、何が大きな事業になるかという話になると思います。そのあたりがサービスインに至るまでに見えてくると素晴らしいと思いまして、奨励賞とさせていただきます。
優秀賞は市勢さんです。実際に事業を進めておられ、35年にわたるアパレルのご経験がまさに生きた結果、オーディエンス賞もお獲りになって本当に素晴らしいです。
今日もご自身でお召しになっておられるということですが、どうしてもやりたかった国産で、しかも環境負荷がかからないスマートカジュアルのニットジャケット。着てすぐに取りかえる、あるいは廃棄してしまうファストファッションがもたらす環境問題は、世界を揺るがす大きな課題ですが、いわばそのようなファストファッションに対する一種のアンチテーゼともいえる提案ではないかと、審査員の中で話しておりました。一方でこちらのニットジャケットはコストもかかっていると思います。
このプランは新潟県五泉市の技術と編み方のスキルが融合したイノベーションだと思いますが、スケールアップを考えたときにどうやってキャパシティーを増やしていくかが課題かと存じます。5万円の価格帯で抑えるのは大変だと思いますが、ぜひ日本独自の環境負荷のかからない新しいファッションのあり方を提示していただき、大きなビジネスにしてください。
それでは、最優秀賞の森田さんです。JAXAに在籍し、革新的な技術であるロケットの固定燃料を開発されました。宇宙航空分野では、日本の小型衛星は世界に冠たる技術です。
しかし、他国のロケットで飛ばしてもらわなくてはならず、どうしても他依存であるのが現状です。これを国内でやるためのロケット開発は究極だと思います。
新事業では最初は教育のビジネスを始められるとのこと。そこで培った人材がことによるとさらに次の新しい技術を生んで、LTPロケットがさらに高度化した際には、我が国の小型衛星が国産のロケットに乗って日本の中で完結する、我が国のイノベーションが世界に進むという素晴らしく夢のあるプランだと思いました。究極の世界に行っていただけるよう、期待も高いと思いますが、これまでの集大成として世界に冠たるイノベーションを築いていただきたいと思います。
講評がなかった方々には大変失礼になったかもしれませんが、今回のビジネスプランはすべてポテンシャルを持っていて、かつ皆様の思いが本当に伝わってきまして、すべてのチームに成功していただきたいと思っております。そんな思いを審査員の間で共有したことと、最後にもう一度おめでとうとお伝えしまして講評とさせていただきます。
おめでとうございました。
皆様今日は本当に素晴らしいプレゼンテーション、そして何よりも素晴らしい志をありがとうございました。おめでとうございます。
今、審査員長が皆様にお伝えした通り、私たち審査員が、審査員室で、感激、感動、そして多くの気づきがあったと、ずっと連呼していた審査会になりました。このシニアビジネスグランプリは本当に素晴らしいコンテストだと思います。それはいくつになっても心を老いさせないこと、チャレンジする心、そして何よりも「誰かを幸せにしたい」と願って動こうとする心の根っこを皆様はお持ちだったと、私も大変頭の下がる想いでした。
ここで会場の皆様に共有させていただきたい言葉は「Go beyond my limit」。私は、リミットを持たずに自分の限界を自分で超えていきたい、そして日本の新しい時代の“良い氣”を創っていきたいと思っています。
世の中の“氣”が変わるというのは、私たち一人ひとりが発する“氣”からできていると思います。「人は変わればならない」「企業も変わればならない」とよくいいますが、「変わればならない」のではなく「変えていく側にならねばならない」ということだと思います。今日のご縁で私も皆様と一緒に“氣”を変えていく側として頑張ってきたいと思いました。今日は本当にありがとうございました。おめでとうございます。
まずは皆様お疲れ様でした。そして本当に今日はおめでとうございました。賞をもらわれた方、もらわなかった方も含めて一生懸命頑張られたと思います。
やはり55歳からの起業は、「これまでできなかったこと」そして「これからどうしてもやっておきたいこと」を成し遂げるラストチャンスだと思います。
その中で、皆様素晴らしくチャレンジされてますし、周りのこと、そして環境のことに本当に配慮されたお話だったと思います。私も創業27年目になる起業家でございますが、皆様からたくさんのヒントをいただきました。今日皆様と時間を共有させていただきましたこと本当に幸せに思います。
ぜひお一人おひとりのその思いを、もっと大きく花を咲かせていただきたいと思います。そして、これからも東京のために、日本のために、世界のために頑張っていただきたいと思います。
本日は多くの皆様にお越しいただきましたこと感謝申し上げます。これからも頑張ってください。そして本当に今日はありがとうございました。おめでとうございました。
ファイナリストの皆様、本日は誠にお疲れ様でした。受賞された皆様、おめでとうございます。
私は普段、主に中小企業経営者の方が読者の経営雑誌を作っておりまして、多くの経営者の方々と会う機会があります。この方はすごいなと思う経営者に共通しているのは「熱意」と「冷静」さです。
皆様事業をなんとかしたいという思いをお持ちで、その一方で冷静に計算されている部分が必ずあります。今日のプレゼンテーションでは、皆様の社会課題などを解決されたいという思いや、熱意を非常に感じ取れまして、本当におもしろく、しかも興奮してお話を伺いました。ビジネスプランもしっかりされているので、これからブラッシュアップしてより大きくしていってほしいと思います。
事業を継続するのはやはり大変で、自分が儲けたいという気持ちだけでは難しいと思います。昨年8月に亡くなられた京セラ創業者の稲盛和夫さんも、経営をするには「大義」が必要だとおっしゃっていました。
皆様のように大義を持った経営者の方々がより増えていってほしいですし、事業を大きくされていってほしいと思っています。これからもぜひ頑張ってください。今日はどうもありがとうございました。
皆様、本日はお疲れ様でございました。ファイナリスト10名の方々、おめでとうございます。そして栄えある賞を受賞された皆様おめでとうございます。
我々日本政策金融公庫も、高校生を対象とした「高校生ビジネスプラン・グランプリ」を開催しているのですが、本日の発表を拝見して、情熱さえあれば年齢は全然関係ないのだなと痛感しました。
ゲームチェンジャーとおっしゃった方もおられましたが、「自分が変えるんだ!」という熱い意欲を持って動くことはとても重要なことです。是非、そのまま突き進んでいただきたいと思います。
一方で、冷静さや誠実さを持ち合わせていることも、事業を成功に導くうえで大切なことである、というのは金融機関の人間として、様々な方とお会いして思った次第です。
今年度は第3回大会でしたが、応募3回目にしてファイナリストになった方もいらっしゃいます。人生の先輩として敬服いたします。チャレンジし続けることは非常に気力・体力が要ることと思いますが、信念を持って挑戦されているお姿は、後輩たちにとっても励みになりますし、本日会場にお越しの同年代の方、カメラの向こう側のシニアの方に、勇気を与えたのではないかと思います。
今後この会が4回、5回、さらに10回、20回と続いていくことが、東京や日本を盛り上げていくことになると思いますので、微力ながら我々日本政策金融公庫としても皆様をご支援させていただきたいと存じます。本日はおめでとうございました。
ファイナリストプレゼンの様子
基調講演「攻めのシニア起業術」
小説家 真山 仁氏
表彰式
〈事業テーマ〉
日本文化のZ世代継承で豊かな日本を創生
〈事業テーマ〉
ミドル世代男性へのニットジャケットD2C
〈事業テーマ〉
立体感で閲覧意欲を喚起するウェブサービス
〈事業テーマ〉
早く買うほどトクをする。早期購入者応援システム
〈事業テーマ〉
専門職を対象にした在宅医療機器の研修事業
〈事業テーマ〉
ペンとノートで誰でもお手軽STEAM教育
〈事業テーマ〉
ゲームチェンジを自らおこす!!
〈事業テーマ〉
靴がワクワクする日常を連れてきた!
〈事業テーマ〉
振袖からのファーフリー宣言
〈事業テーマ〉
宇宙への夢と道を持たせるロケット事業
第2回東京シニアビズネスグランプリのWEBサイトは、こちらからご確認いただけます。
ー 主催 ー
公益財団法人東京都中小企業振興公社
ー 後援 ー
独立行政法人中小企業基盤整備機構、東京商工会議所、東京信用保証協会、一般社団法人東京都中小企業診断士協会、
東京都立産業技術大学院大学、株式会社東京きらぼしフィナンシャルグループ、
株式会社きらぼし銀行、朝日信用金庫、西武信用金庫、昭和信用金庫、城北信用金庫、
多摩信用金庫、株式会社日本政策金融公庫、東京中小企業投資育成株式会社
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