山村さんが合同会社アイル・MTTを設立したのは2019年。62歳のときだった。創業から約2年半、コロナ禍はまだ収束していないものの、顧客の数を着実に増やし成長を続けている。
同社が開発しためっき排水処理剤「PAX」は、作業負荷の低減、低く抑えた販売価格と新たな排水処理設備が不要なことによるコスト削減効果、環境への貢献度などが高く評価されている。
山村さんは三洋電機(株)やソニー(株)で、半導体営業やテレビ開発の最前線で活躍してきたキャリアを持つ。ただし、シニア世代となって起業した現在のほうが「各段に楽しい」と話す。
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