令和4年度


初めてでも安心・容易な出品で、海外販売での大切なことと自社商品の立ち位置を知る

株式会社ジャパンヘナ
越境EC出品支援
若白髪やアレルギーで悩む方に独自開発のヘナ商品を届けたい
私たちは日本ではまだ馴染みのなかったヘナを、1987年にインドより輸入し紹介した会社です。ヘナにハーブを調合して開発したバリエーション豊かな独自商品を美容院などへ卸すほか、普及・教育、自社サロンの運営なども行っています。


創業のころの日本では、「白髪染め」は高齢の女性がするものでした。しかし次第にヘアカラーは当たり前になり、その一方で生活の変化から20代の若白髪やヘアカラーによるアレルギーも増加。髪質・頭皮ケアと白髪染めができ、アレルギー対策になる当社商品のニーズは高まっていきました。それと同じことが、最近になっておしゃれとしてのヘアカラーが広まり始めたASEANでも起こるはず。そこで、自社商品を海外にも紹介したい!と思っていたところ公社とのつながりができ、越境EC出品支援に応募することにしました。
実演や端的な回答が効果的 「動画」によって売り上げが急増
海外への思いはあっても、どうしたら良いかわからない私たちにとって、公社の支援は決済・入金確認・インボイス・発送手続きなどをサポートしてくれるので、仕組みを学ぶことができました。ナビゲーターの方が、文章は短く端的にした方が良いとアドバイスしてくれたり、「ライブ販売」では事前打ち合わせに同席し、本番中もサポートしてくれたりしたのも大変助かりました。
「ライブ販売」では、自分の髪に商品を塗り、使い方・質感・色などを見てもらいました。中国製品に比べ値段が高い理由をビジュアルも交えて説明し、「子供を抱っこして髪を染めても大丈夫」とわかりやすい例を出して安全性もアピール。チャットでは、商品特性を簡潔に表したフリップを卓上に並べておき、クイズ番組の回答者のようにパっと出して答えたりもしました。

長い文章は読んでもらえませんが、「動き」があると目を引くようで、ライブ販売後には大量の注文が入り「動画ってすごいな」と実感。そして、その後は口コミで売り上げが伸びていきました。
出品によって得られたことは単なる売り上げだけではない
この事業の良さは「売れたかどうか」だけではなく「勉強ができる」ことにもあります。今回の出品では、相手国の事情を事前にナビゲーターの方によく聞いておくこと、複雑な説明・あいまいな表現を避けて端的に答えることの大切さがわかりました。動画作りのコツも学べ、今では独自の動画をアップしています。そして自社商品の立ち位置を知り、マーケティングができるもの大きなメリット。

私は「ASEANのヘアケア意識は15年前の日本と同じ。当社商品はこれから伸びる!」と確信することができました。次回もこの事業に応募してトライし、支援期間終了後もこれらの経験を活かして海外販売を目指していきます。
海外進出には熱意、そして積極性が大事。その上で、むやみに飛び出していく前に、一度この事業を利用してみてはいかがでしょうか。
企業詳細
株式会社ジャパンヘナ
所在地 | 東京都渋谷区恵比寿南1-21-19 |
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代表者 | 代表取締役社長 海老名秋子 |
設立 | 1997年12月 |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 30名(パート含む) |
URL | https://j-henna.com |