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2014年4月18日 掲載

知財権侵害の最新事件(7)
中国における著作権侵害事件の現状

 中国では、従来から、著作権侵害の問題が比較的深刻であったが、近年、特に科学技術の発展とコンピュータの目覚ましい普及に伴い、従来の紙媒体や録音録画テープによる海賊版などだけでなく、インターネットに係る著作権紛争も日増しに増加している。しかも、著作権侵害事件に係る分野も拡大の一途であり、ソフトウェア、アニメキャラクター、海賊版のダウンロード等のオンライン上の侵害を中心にその内容もますます広範になっている。中国における著作権侵害事件の現状について、下記のとおりにその特徴をまとめる。

  1. 著作権侵害事件に係る分野が著しく拡大し、その形態もますます複雑化、多様化している。
  2. 著作権侵害事件のうち、インターネットに係る著作権紛争が増加の一途であるが、特に、著作権者から授権を受けることなく、文字著作物、音楽著作物、録画・録音著作物、オンラインゲーム等の著作物をインターネットにアップロードし、公衆にダウンロード、オンライン放送などする侵害事件が多発している。
  3. 著作権侵害主体の範囲が、海賊版の書籍、録画・録音著作物、ソフトウェア等を製造・販売する企業又は個人から、ウェブサイトの経営者、及びネットユーザーまで拡大の一途である。

資料協力 北京林達劉知識産権代理事務所別タブで開く

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