日本各地の自然を舞台に、海外から訪れるバードウォッチャーや野生生物ファンを対象に旅行会社に対し、ツアーを企画提案するとともに、ガイドとして活動している。田儀さんは、日本の自然の素晴らしさを世界に伝えることを使命に活動している。海外の旅行会社からの委託ツアーや個人旅行の依頼を受け、野生生物を間近で体験できる旅を提供している。
コロナ禍で前職を離れた後、方向性を模索していた田儀さん。友人からの誘いをきっかけに、長年の趣味だったバードウォッチングを事業化。「自分が理解している世界で勝負すること、そして人とのつながりを大切にすることが大事」と語る。
海外経験と語学力、そして自然への深い知識を活かし、着実に事業を広げています。
課題として挙げるのは「知名度の向上」。SNS発信を継続しつつ、海外サイトへの掲載や業界内での連携を進め、世界中の自然愛好家へと情報を届けたいと話す。また、繁忙期と閑散期の差をなくすため、通年で楽しめる新しい観察地やプログラムの開発にも意欲的だ。日本の自然を軸に、持続可能な観光モデルを築いていくことが次なる目標だという。